A、ショップ外観 | B、ショップ内観 | C、庭園美術館入口 |
イサム・ノグチ氏は、20世紀を代表する芸術家であります。特にここでは庭園美術館として、石の彫刻や庭園のなかでの石を展示しており、とても石に魅力を感じることができます。右上写真Cは、庭園入口としてのモニュメントであります。このモニュメントと一緒に記念写真を撮ることはできますが、これから先は写真撮影、飲食物の持ち込み、作品に触れることは禁止であります。なかに入って石の持つ魅力と雰囲気をどうぞ堪能してみてください。この地は高級な庵治石の本場でありますが、石は国内だけでなく世界各地から集めたものらしい。石についての予備知識があったなら更に深く感動できるでしょう。
少し高台にある庭園には住居周辺より階段で上がるようになっていますが、車いすでは非常に困難なので、乗用車に乗せて行ってくれました。それでも庭の頂上まではちょっと難しいと感じたのであがるのを断念しましたが、パートナーの話から眺望が素晴らしいとのことです。
最高傑作の「エナジー・ヴォイド」のために、天井の高い酒蔵を移築して作品の置く場所としたことをガイドの方から聞きました。住居のほうも取り壊す予定の家を移築したとのことですが、洋式(米国)の生活に慣れていて、正座が苦手なため少し自分用に工夫しているとのことです。作品を鑑賞しながらガイドさんのお話を聞きますと、作者は新しいもの(作品)を生み出すために切ったり研磨したりという作業もしていますが、本当は原石そのものの魅力を引き出すことの天才であることが分ってきます。古い建物を取り壊してしまうのではなく、古材の良さを引き出して再利用する姿勢にもイサム・ノグチ氏の性格がうかがえる気がしてきます。そのようなイサム・ノグチ氏に共感したり嬉しくなったりするのです。
左上写真Aはミュージアム・ショップの外観で、ここはイサム・ノグチ氏の仕事場だったところのようです。中央上写真Bはミュージアム・ショップの内観で、照明の代表作である和紙を使った「あかり」や本が閲覧できたり購入できるようになっています。
左下写真Dは、近くにある「山椒山公園」にあるトイレの建物ですが、建物の前に車いす用の駐車場が2台分あります。駐車場はわりと広く「イサム・ノグチ庭園美術館」の訪問者も駐車してよいと看板に書かれていました。イサム・ノグチ庭園美術館(ミュージアム・ショップ兼受付)はこの公園の裏手にあります。右下写真Eは身障者用トイレの内観であります。(ミュージアム・ショップには一般用トイレはありますが、車いす用のトイレはありません。)
住 所 : 香川県高松市牟礼町牟礼3519
電 話 : 087-870-1500
FAX : 087-845-0505
開館日:火・木・土曜日
見学時間:午前10時、午後1時、午後3時(1日 3回)
入館方法:予約制(往復葉書にて日時指定でお申し込み下さい)
休館日:月・水・金・日曜日(夏期8月12日〜17日/冬期12月28日〜翌1月7日※年度により変更あり)
入館料:一般・大学生 2100円/ 高校生 1050円 / 中学生以下 無料
URL : http://www.isamunoguchi.or.jp/gamen/home.htm
交 通 : 車では高松自動車道「高松中央IC」をおりて、県道155号線に、そして県道36号線の脇道へ、看板をたよりに。HPを参考にしてください。
D、山椒山公園の身障者用トイレ | E、身障者用トイレ |
平成19年 6月 上旬 現在