伊丹十三記念館

ITAMI JUZO MUSEUM

 

A、外観 B、スロープと出入口 C、ベントレー

 概要と感想 

 伊丹十三氏ば、「お葬式」「タンポポ」「マルサの女」「あげまん」「ミンボーの女」「スーパーの女」「マルタイの女」など、それまでの映画のテーマとは一味違うところにスポットをあてた斬新な映画を監督された方であると思っています。
 身近過ぎて分かっているつもりになっていたのが、実は詳細なことは知らなかったり、ほんのちょっとしたユーモアが脳神経を擽ぐったりするから、感心したり愉快になりながらスクリーンのなかに自然に引き込まれて行ったのを思い出します。

 何度観てもまた映画を鑑賞したいと思わせる、そんな映画を監督された方を少しでも知りたいと思い「伊丹十三記念館」を訪問しました。

 左上写真Aは、「伊丹十三記念館」の外観で、四角形の黒い建物で黒板壁が特長的であります。中央上写真Bの正面は玄関ですが、駐車場からスロープを下って記念館に入るようになっています。右上写真Cは、敷地内にあります屋根付きの駐車場に、伊丹十三氏の愛車だったベントレーが置かれていました。

 記念館の「常設展示室」に入りますと、現在NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で主人公の祖母「天野 夏」役で出演している宮本信子氏伊丹十三氏の奥様)がモニターにて迎えてくれます。
 そして、伊丹十三氏が、商業デザイナー俳優エッセイストイラストレーターテレビマンCM作家映画監督など多彩な才能で活躍した人であったことを知ることができます。
 私は、俳優CM作家そして映画監督といった一部の面しか知りませんでしたが、音楽愛好家料理通など趣味人としても一流であったことが分かります。

 「常設展示室」は、伊丹十三氏の足跡を具体的な資料でたどることができるよう、十三の名前にちなむ13のコーナーが設けてあるようですが、お父上の伊丹万作氏とともに、伊丹十三氏の未知の一面を知ることができると思います。

 最後に、カフェから回廊に囲まれた中庭に植栽されたカツラの木を眺めていますと、とっても気持が落ち着けて安らげる雰囲気のなかに包まれて良かったですよ\(^o^)/

 伊丹十三記念館 

住 所 : 愛媛県松山市東石井1−6−10 

電 話 : 089-969-1313 

FAX : 089-969-1314

URL : http://itami-kinenkan.jp/ 

開館時間 : 10:00〜18:00(入館は17:30まで) 

定休日 : 毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始及び保守点検日。 

交 通 : 車では、松山自動車道「 松山IC」を降りて、国道33号線(砥部道路)を松山方面に約5分、天山橋交差点信号を右折すると左手に黒い建物が見えますので橋を渡ってすぐ。

多目的トイレ:カフェ内に有り 

駐車場 : あり

平成25年 7月上旬 現在

四国編

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