ホテル北野プラザ六甲荘

HOTEL KITANO PLAZA
ROKKOSO


Ａ、外観	Ｂ、玄関と左側に駐車場	Ｃ、３１８号室のツインベッド	Ｄ、３１８号の室介護用ベッド

　概要と感想　

　ホテル北野プラザ六甲荘は、「ＪＲ三宮駅」から北へやや高台の位置にあります。このホテルの良いところは、車いす利用者が宿泊できる部屋があるだけでなく、ホテルの敷地内に駐車場があることです。
　ホテル予約時に、車いす利用者が乗降可能なスペースを確保してくださいと告げましたら、赤いコーンを置いて駐車スペースを確保してくれていました。

　車いす利用者の私が車を運転してホテルに宿泊する場合は、この二つ（部屋と駐車スペース）はホテルを決める時の大変重要な要素であります。

　神戸市内では、２０年前と比較してリーズナブルな価格で、車いす利用者が宿泊できる部屋を備えたホテルが増えて来たと喜んでおります。
　しかしながら、提携先の立体駐車場では駐車出来ませんし、ホテルの敷地内に駐車場があっても先着順ということでは、駐車できるかどうか不確かであります。部屋と駐車場の両方が予約（確約）出来るホテルでなければ、宿泊したいという気持ちになれないのです。

　駐車スペースが確保出来ていますと、連泊して淡路島や姫路城の方まで足をのばしたり、その帰りに世界最大のつり橋「明石海峡大橋」のたもとにある舞子浜公園で橋と海峡を観て一休みしながら観光を楽しむことが出来ます。あるいは、北野異人館や元町の南京町（中華街）、神戸ハーバーランド（神戸ポートタワー）までタクシーで行き、それぞれに観光や飲食やウインドーショッピングをするとかいろんな楽しみ方があると思います。

　左上写真Ａは、「ホテル北野プラザ六甲荘」の外観ですが、門を出て左右が「不動坂」で急勾配の坂道の道路になっています。門を出てそのまま西側への道は「山本通り（異人館通り）」で一方通行であります。山本通りを進み３つ目の信号を左折し、トアロードを下ると「山手幹線」という道路に出ます。車での移動は、行き方が分かり易い方が良いですね。

　中央上写真Ｂは、「ホテル北野プラザ六甲荘」の車寄せ（自働車の乗り降りに使える庇付きの出入口）の玄関と、左側に私が駐車した白い車が見えています。駐車スペースを利用する際は、ホテルの宿泊時に予約してください。
　カラーコーンを置いてくれていました。

　中央上写真Ｃは、３１８号室のユニバーサルルーム内のツインベッドであります。ホテル北野プラザ六甲荘では、ユニバーサルルームは２部屋あるようです。もう一部屋の部屋内の様子は、ホテルのホームページの写真を参考にしてください。同じ日・曜日であるならば、部屋代にほぼ差はないとスタッフから聞きました。
　私の宿泊した３１８号室は、ベッドの足元の方とデスクとの間は、車いすがやっと通れる幅でありました。

　ホテル３階の廊下から３１８号室の内開き戸で部屋内に入ると、上写真の手前のベッドが見えています。部屋内の出入口から、手前のベッドまではスペースに余裕があります。

　右上写真Ｄは、３１８号室の電動リクライニング電動ベッドの様子であります。両方のベッドにリモコンが付いていました。テレビを観る時や、起き上がる時に楽でした。
　車いす利用者は、手前のベッドを使用した方がいいと思います。

　左下写真Ｅは、３１８号室ユニバーサルルーム内の浴室の様子です。入口は、幅広の引き戸で、床に段差はほぼありませんでした。左から洗面台（端っこが見えております）・便器・浴槽の配置であります。シャワー浴用の椅子も置いてくれていました。

　中央下写真Ｆは、便器とその周りの様子です。写真で分かりますように、便器の壁側にＬ字型手すりがあります。シャワー浴用の椅子も見えています。
　
　中央下写真Ｇは、洗面台周りであります。写真で分かりますように、下部は車いす利用者の脚が入れるようになっています。

　右下写真Ｈは、浴槽周りであります。壁側にＬ字型手すりと車いすからの移乗台としてのスペースがあります。これぐらいの幅広のスペースがありますと、シャワー浴の介助もやり易いと思います。

　連泊の場合、車での出発の場合は、駐車スペースの確保を再度フロントに確認して出た方が安心だと思います。
　ホテルの前の道路は三叉路になっていて、左右は急勾配の道路ですので、車いすでの上り下りは大変厳しいかと思います。三宮駅にしても、新神戸駅にしても近いのですが、車いす利用者はタクシーを利用した方が良いかと思います。　