神庭の滝 紅葉 神庭の滝のさる達
紅葉の時期になると地元のテレビ局やタウン情報誌などにも真っ先に紹介されるのがこの「神庭の滝」であります。日本百景、日本の滝百選にも選ばれ県立自然公園に指定されていて、落差110m、幅20mものスケールがあり中国地方随一の豪瀑として知られています。
この神庭の滝を観に行きたいと以前から思っていたのですが、だいたい滝が間近に見えるようなところには車椅子では行けないと思い込んでおりましたので、行動にうつす気力がともなわないでいました。実際に訪れて駐車場近くの売店の人に「どこら辺りまで行けますか」と聞いてみましたら、「ず〜っと、行けるよ」との一言に拍子抜けしてしまいました。驚いてしまうほどに、スロープ状になっていて他の皆さんと同じように景観を楽しむことができるのです。但し、上の方で途中橋を超えた辺りから、舗装されていない道になりますから前のキャスターを上げた状態で進むと楽でしょう。(車椅子の操作「砂利道」を参照)介助者が付いていた方が良いでしょう。
さて、遊歩道を進んで行き中央上写真のように真っ赤に染まったもみじを観ながら、左上写真のような豪快な滝の様を眺められるのであります。轟音を鳴り響かせこちらの方までそのしぶきが飛んで来そうなくらいに迫力があるのです。ただ、ただ、凄いもんだなと自然界に感心するばかりなのです。途中、「おーーい」「おーーい」と幾度も山に向かって叫んでいる男の人を見かけました。あの人はいったい何者なんだろうかと思いながら通り過ぎ、滝を見終わって帰って来ますと沢山の猿が山から下りてきたのです。先の男性は係りの人で観光客のために猿を呼んでいたのでした。右上写真の猿は人を襲うようなことはなく、ただひたすらに地面に落ちているえさ(木の実?)を食べていましたが、野性の猿をうまく飼いならしているもんだなと感心するのです。
遊歩道の途中に玉垂の滝(2〜3m)があります。(ここをクリックしてください)こんもりした土手のような草むらから、玉すだれのように滴り落ちています。また、すべての葉が紅く染まっているのではなく、気候の変わり目や温度差を感じ始めさせる葉の色づく様の方が風情を感じるのはsenninだけでしょうか。(ここをクリックしてください。)
最後に、下写真の身障者用トイレは駐車場近くにあり入り口はスロープになっています。身障者用トイレのドアはアコーディオン・カーテンになっており、トイレ内にある可動式手すりは任意のところで固定できませんでした。また、このトイレは汲み取り式のようです。
住 所 : 岡山県真庭郡勝山町神庭
電 話 : 0867-44-2611(勝山町役場まちづくり振興課)
FAX : 0867-44-2758(勝山町役場まちづくり振興課)
営業時間: 午前8:30 〜 午後5:15
定休日 : 年中無休
交 通 : 車で中国自動車道「落合IC」を下りて国道313号線で久世駅方面へ行き、途中国道181号線と合流するが、案内板の指示する方向へ神庭の滝まで約40分。米子自動車道からは「湯原IC」より国道313号線を走らせ、途中看板あり、約40分。
身障者用トイレ: 一ケ所あり。
駐車場 : 約50台分あり。
トイレの外観 身障者用トイレ
平成13年 11月現在