A、本堂 | B、本堂(舞台) | C、裏道 | D、音羽の滝 |
今回は高齢の母と一緒の旅だったので、身体に無理なプランは立てられないので何処を観光するか迷いました。そして、紅葉にはまだ早く木々の景観を楽しむには物足りない時期でもありましたが、何と言っても京都ではもっとも有名な観光名所であり、世界遺産にも指定されている「清水寺」の観光を考え実行することにしました。
清水寺の正面玄関の長い階段は無理としても、裏手にある長い坂道を上がって行けるかどうか心配しておりました。過去二・三回正面入り口でタクシーから降りてこの長い坂道を車いすで上って本堂までsenninさんは行っていましたので、道のりの長さや勾配などが分かっていただけに果たして母が上りつけるかどうか不安でした。しかしながら、本人は行く気になっておりますし、疲れたら休みながら上がるということにしておきました。最悪の場合は観光をとりやめることとし、一緒に行く者達のことを考えるような精神的な負担を取り除くようにしておきました。
ところが、実際にタクシーに乗って行ってみましたら、その長い坂道をタクシーで乗り込めるようになっていたんです(裏門と呼べばよいのでしょうか、タクシーが乗り込むための門があり、その門の脇のインターホンで入る許可を得る)。随分と便利になったものだと感激しました。車いすや高齢者などに配慮しているんですね。さすがに世界遺産に指定されるだけはあります。
さて、肝心の観光ですが、左上写真二枚がこの時期の本堂と木々の様子です。ここは何時来ても修学旅行や遠足の児童達でいっぱいであります。今回は入り口から清水の舞台を通りすぎて、中央上写真Cの坂道を下って右写真Dの音羽(おとわ)の滝まで行きました。元気が良くて健康な人は地主神社入り口向かいにある階段を下って音羽の滝に行くことができます。しかしながらこの階段は急勾配なので、体力に自信のない方や景観やゆっくりと森林浴などを楽しみたいならば中央上写真Cの坂道を下るのが良いと思います。
右上写真Dの音羽の滝の清水は、長寿・健康・勉学にご利益があるということで長だの列をなしていました。残念ながら清水を頂戴することはできませんでしたが、その近くにある茶店で甘酒を飲みながら周りの情緒を味わいながら一休みしました。
久しぶりに清水寺を訪問しましたが、高齢者に優しくなっていたと感激しながら帰ってきました。
但し、音羽の滝辺りから帰ろうとすると、4・5段の階段があり車いすでは持ち上げてもらわないといけません。近くに人が多くいると思いますので声をかければ介助してくれる人は見つかると思います。
住 所 : 京都府京都市東山区清水1丁目294
電 話 : 075-551-1234
拝観時間 : AM 6:00 〜 PM 6:00 (季節により夜間拝観あり PM 6:30 〜 PM 9:30)
身障者用トイレ : 車いすでは狭いが入ることは可能。
交 通 : 今回はタクシーを利用。
平成15年 10月初旬現在