三井ガーデンホテル 京都四条

MITSUI GARDEN HOTEL
KYOTO SHIJO 

 

A、外観 B、玄関 C、西洞院通りにあるホテルと看板 D、223号室

 概要と感想 

 京都には、三条通りにある「三井ガーデンホテル京都三条」と四条通りから少し下った西洞院通りに面した「三井ガーデンホテル京都四条」の2つの三井ガーデンホテルがあります。「三井ガーデンホテル京都四条」に車いす対応の部屋があるということと、貴船の「川床(かわどこ)」宿泊プラン(送迎あり)というのがあり車いす利用者に対応可能ということでしたので、三井ガーデンホテル京都四条にしました。

 前回先斗町辺りを散策したのですが、店の入口や通路が狭く鴨川の納涼床(ゆか)で食事を楽しむことは難しいと判断しました。
 それにかわるものとして貴船の川床(かわどこ)に行ってみたいと思ったわけです。鴨川の河川敷に突き出た高床式の床で食事をしながら涼をとっている姿をテレビや実際に鴨川の土手などから見たことがあるのではないでしょうか。こちらは「床(ゆか)」と発音するようです。貴船のほうは鴨川納涼床との違いを表そうと川床(かわどこ)と呼んでいます。貴船の位置は、おおまかに言えば電車では下鴨神社近くの「叡山電車鞍馬線」の「出町柳駅」で乗車し「貴船口駅」で下車、山道を登るようなかたちとなります。(車いす利用者は電車では困難)

 車では決して自分自身では運転したいとは思わないような道のりであります。そうなんです、細くて険しい山道を上って行くのです。慣れ親しんだように運転をしてくれるわけですが、行きの道中の車のなかで迫る山を見ながらずいぶん遠くへ来たもんだと、そしてその先に何があるのだろうかと胸をワクワクさせたものです(^_^)

 どうやって川床の場所まで行き(車いすでどこまで行けるのか)、川のせせらぎを見ながら聴きながら食事を楽しむことができるのだろうかとより高揚させながら現地に到着したのですが、この日はあいにくの雨降りで川床は中止、屋内での食事となってしまいました。旅に出てあまり雨に降られることはないのですが、そこはそれそういう時もあるもんです(^_^) 次回ぜひとも晴天時に貴船の川床(かわどこ)の体験を実現させたいものです。

 左上写真Aは、西洞院通りにあります「三井ガーデンホテル京都四条」の外観であります(軽自動車が停車しているところが玄関です)。中央上写真Bは、ホテルの玄関でひさしが出ているので、雨降りでも車の乗降に濡れなくて良かったです。中央上写真Cは、四条通りを少し下って西洞院通りに入ったところです。四条通りからほんの少し京都駅よりということになります。ビルが立ち並んでいますので、四条通りから目視でホテルを確認することは難しいですが、少し歩くと中央上写真Cのようにホテルの看板が見えます。ちなみにこの「西洞院通」は一方通行ではないようです。 地下鉄の最寄の駅としては、地下鉄烏丸線の「四条駅」になります。ホテルのパンフには2番出口から徒歩6分と書いてありました。
 地下鉄四条駅の近くにデパートの「大丸」があり、その裏に四条通りと平行に「錦小路通り」(錦小路市場は京の台所として有名)がありますので、この周辺で遊んでも良し地下鉄を経由して他の場所に行き京都を散策するにも最適のホテルだと思います。

 車いす対応の223号室について、部屋内は比較的狭いながらも小生の車いすで移動可能でありました。右上写真Dは、左下写真Eの椅子を移動して通路の幅を確保した写真です。左下写真Eの通路から中央下写真Fのベッド間通路に行くことが可能であるかどうかが問題なのですが、余裕はあまりないですが可能でした。
 室内に余裕はないですが、各家具類のセッティングと車いすで走行可能な通路のスペースを考慮しているなと感心しました。車いす利用者ですと下写真のように、便器・洗面台・浴槽周りにおいてスペースが必要になってくるかと思います。
 右下写真Gは、ベッド横に設置していた「非常用ボタン」であります。こういった気遣いが嬉しいですね(^_^)

 京都市内は大きな通りでなければ一方通行が多いと思いますが、このホテルが面している「西洞院通」は一方通行ではないようですので、四条通りからでも五条通りからでもアクセスできるようです。駐車場については、立体駐車場の他に平地でのスペースもあると聞きましたので、宿泊予約時に車いす利用者であることを申し出てお問い合わせください。 

 京都市内の地下鉄は車いす利用者に優しいようで、全駅乗降可能であります。詳細は「京都市交通局の地下鉄駅施設等のご案内」を見てください。

 三井ガーデンホテル 京都四条

住 所 : 京都市下京区西洞院通四条下ル妙伝寺町707−1 

電 話 : 075-361-5531  

FAX : 075-361-5100

URL : http://www.gardenhotels.co.jp/

チェックイン : 14時〜  チェックアウト : 11時

駐車場 : 車いす利用者用駐車スペース有、宿泊予約時に申し出てください。

交 通 : 車では、名神高速「京都南IC」より約20分、国道1号線で京都市内へ。
       電車では、JR「京都駅」から地下鉄烏丸線「四条駅」(2駅目)下車出口2より徒歩約6分、車いす利用者は出口4(エレベータ)烏丸通り沿いにあり。

 

E、いす移動前の通路 F、ベッド間通路とナイトテーブル G、非常用ボタン

浴槽・便器・洗面台 

H、バス・トイレ内全景 I、便器と洗面台 J、浴槽と浴室用シャワーいす K、移乗台と非常用ボタン

 概要と感想

 223号室内の床はフラットで車いすで走行可能となっています。左上写真Hは、バス・トイレの全景ですが、入口は引き戸であります。中央上写真Iは便器と洗面台で、壁側にL字型手すりが設置してあり、その反対側に上下可動式の手すりがありました。写真Iでは手すりを上げた状態になっています。洗面台の下は車いすで使用可能なようにスペースが空いております。

 中央上写真Jは、浴槽と浴槽周りにある手すりであります。浴室用のいすも用意してくれておりました。右上写真Kは、浴槽に接する移乗台でありますが、これぐらい幅があり手すりが設置されていますと移乗する時に心強く感じますし、介助者にとってもやり易いのではないかと思っています。そのうえ写真Kのように「非常用ボタン」が設置されていますと安心感がより増すというものです。
 高齢者や車いす利用者にとって、便器・洗面台・浴槽などの配置とその周りのスペースのとり方に配慮されているなと感じました。
 これぐらいの規模のホテルで、全国的に左上写真Hのバス・トイレの部屋が標準的に備わっていれば良いなと強く感じたしだいです。

平成20年 6月 下旬 現在

車いすでの京都観光について一言 

バリアフリーな京都の観光名所

 

関西

<KANSAI>