パレスホテル P2

PALACE HOTEL P2 

 

※パレスホテルは、建替えのため2009年1月31日をもって一時休館するようです。 

A、308号室の電動式ベッド B、TVとの位置関係 C、コーナーTVボード D、ソファベッド

 概要と感想 

 このホテルには何回か一人だけで宿泊したことがあります。今回は二人で宿泊しました。前回宿泊時パレスホテル(東京駅)P1のベッドは電動式ではなかったように記憶しているのですが、より設備が良くなっているようです。左上写真Aの電動式ベッドは平常時であります。中央上写真Bは、電動式ベッド(背上げ・脚上げ)からのTVとの位置関係であります。中央上写真Cで分かりますように、二つのベッドが同じ方向に並んでおりません。右上写真Dはソファをベッドにしたところですが、パレスホテル(東京駅)P1のページでその違いが確認できます。電動式ベッドについては、下写真のような動きをします。民間のホテルで電動式ベッドを使用しているのを見たのは初めてでありました。ほんとに設備が良くなったものだと感心してしまう。

 さて、翌日フロントでチェックアウトの手続きをするわけですが、ほとんどのホテルのフロントデスクの天板は、車いす利用者にとっては高い位置にあります。クレジットカードで支払いをする場合に、最近では端末の数字を押して暗証番号を入力するか、サイン(署名)にするかを聞かれます。小生は端末の番号を入力するところを後ろにいる人に見られやすいのでサインで処理することにしています。「サインにします」と言うと、時々どうしたらよいかと迷っているホテルマンの姿を目にします。健常者なら(天板の位置が高くても)フロントデスクの上でサインすればいいわけですから。小生は天板が高過ぎて書きにくいので膝の上でサインするようにしています。「膝の上でサインしたいので下敷きを用意してください」と説明する時もあります。

 このホテルでは、「サインにします」と言うと同時ぐらいに、小生の後ろにいたホテルマンが下敷きを用意しクレジットの用紙をはさみ、ペンとともに小生に手渡してくれました。何の違和感もなくスムーズに支払いの事務処理ができたわけです。何でもないように思えるかもしれませんが、スムーズにことが運ぶと気持ちが良いものです。このようなちょっとした心遣いが重なると、ほんとに気持ちよく居心地がいいものです。(ホテルによっては、フロントデスクの内側にいるホテルマンが下敷きを用意してくれるところもあります。)
 お客の身体能力(車いすなど)や動作状況に細心の注意を払い、その状況に適切な対応を自然にしてくれるホテルマン、このホテルのサービスは質が高いと感じてしまう。

 車いす利用者対応の部屋の広さ、使い勝手の良い内容の設備、現在の宿泊料金と比較してどうかなどが気になるところですが、ホテルの建替え後が大変楽しみでもあります。 

 パレスホテル P2

住 所 : 東京都千代田区丸の内1丁目1番1号

電 話 : 03-3211-5211(代表)

F A X : 03-3211-6987

URL : http://www.palacehotel.co.jp/index.html

チェックイン:14時〜 / チェックアウト:12時 

交 通

 電 車 : JR東京駅(丸の内北口)から徒歩約5分、丸の内南口から徒歩約7分(車椅子で約10分個人差あり)。 

 自動車 : JR東京駅(丸の内南口)よりタクシーで基本料金で行けた。     

駐車場 : あり。

身障者用トイレ: 1Fにあり。 

E、背上げ F、背上げ・脚上げ G、背上げとリモコン H、昇降機能

浴槽・便器・洗面台 

I、便器と浴槽 J、便器 K、便器・浴室用いす・浴槽 L、洗面台といす

 パレスホテル(東京駅)P1のページで分かるように、便器・浴槽などの位置関係は変わっておりませんが、浴室用のいすは便器サイドのスペースを有効に利用できるように、洗面台の下に収納できるよう背もたれがないものを用意してくれていました。

平成20年 10月 上旬 現在

パレスホテル(東京駅)P1 / パレスホテル P2

 

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