聞法会館

BONBOU KAIKAN　


Ａ、外観	Ｂ、５１８号室	Ｃ、トイレ・浴室への扉	Ｄ、駐車場（身障者用スペース）

　概要と感想　

　「聞法会館」は西本願寺の宿として敷地内にあります。隣に位置する西本願寺は、親鸞聖人開祖の浄土真宗本願寺派の本山であります。このように最初に紹介しますと大変宗教色の濃い宿泊施設だと考える方がおられるかもしれませんが、宿泊施設の様子やスタッフの接客及びサービスなど、一般の宿泊施設と何ら変わりません。勿論、宗教の有無なども問われません。私は二日間お世話になりましたが、立地条件の良さやリーズナブルな価格設定やサービスが気に入ってしまいました。
　何よりも浴室の浴槽・洗い場と車いすからの移乗の仕方が私にはとても良かったのです。

　左上写真Aは聞法会館の外観であります。堀川通沿いにあるので分かりやすい。２階と４階という階はありません。車いす対応の部屋は５階に一部屋、６階に二部屋ありますが、このページで紹介している部屋タイプ（２部屋）と「聞法会館」のＨＰで紹介されているタイプ（１部屋）があるようですので、予約時にご自分の使い勝手が良さそうなタイプの部屋が空いているかどうか聞いてみてください。

　中央上写真Ｂは５１８号室の室内です。ベッドとベッドの間隔がゆったりとってありますので、ベッドへの移乗がし易い＼(^o^)／
　中央上写真Ｃで分かりますように、トイレ・浴室への扉は外開き戸で床はほぼフラットになっています。右上写真Ｄは、堀川通から入って、左上写真Aの玄関前を通り過ぎた奥にある駐車場であります。特に車いすマークの駐車スペースがあるわけではありませんが、広いですからゆったりと駐車できます。
　駐車スペースを立体駐車場で対応しているところでは、車いすからの乗降ができないことを考えると、ここの聞法会館の駐車場は安心できます＼(^o^)／

　左下写真Eは入口からすぐのところにある洗面台とその奥にある便器であります。壁側にＬ字型手すりとその反対側に水平可動式の手すりが設置されていました。中央下写真Ｆで分かりますように、浴室への扉はなく仕切りの目隠し壁になっておりました。Ｌ字型手すりの手前に洗い場が見えています。車いすを寄せて前方又はサイドからアプローチする場合、け込み部分が空いているので車いすのステップが入りより洗い場に近づくことができます。

　中央下写真Ｇで分かりますように、浴槽の天端と洗い場のレベルの差は約２㎝前後ぐらいでしょう。浴槽の縁が少し出るのは施工上しかたのないことなんですよね。浴槽へ入出にはそれほど気にならないと思います。
　洗い場のタイルの上で身体を洗うわけですが、バスタオルなどを敷いたほうが足やお尻に優しいでしょう。

　右下写真Ｈは、１階にあります多目的トイレ（車いす用のトイレ）であります。

　この宿泊施設から、車いすで京都駅や二条城や四条河原町などへ散策してきました。近くに地下鉄烏丸線「五条駅」がありますので、旅の起点として最適であると感じております。