A、貴船荘 | B、川床の入口 | C、納涼川床 | D、浴衣姿 |
以前、京都の先斗町辺りを散策したのですが、車いすでは店の入口や通路が狭く鴨川の納涼床(ゆか)で食事を楽しむことは難しいと感じました。
それにかわるものとして貴船(きぶね)の川床(かわどこ)に行ってみたいと思いました。
鴨川の河川敷に突き出た高床式の床で食事をしながら涼をとっている姿をテレビや実際に鴨川の土手などから見たことがあるのではないでしょうか。こちらは「床(ゆか)」と発音するようです。貴船のほうは鴨川納涼床との違いをあらわそうと川床(かわどこ)と呼んでいます。
貴船の位置は、電車では下鴨神社近くの「叡山電車鞍馬線」の「出町柳駅」で乗車し「貴船口駅」で下車、山道を登るようなかたちとなります。(車いす利用者は、叡山電車鞍馬線を利用して貴船に行くことは困難ではないかと思います)
車では決して自分自身では運転したいとは思わないような道のりであります。そうなんです、細くて険しい山道を上って行くのです。慣れ親しんだように運転をしてくれるわけですが、行きの道中の車のなかで迫る山を見ながらずいぶん遠くへ来たもんだと、そしてその先に何があるのだろうかと胸をワクワクさせたものです(^_^)
どうやって川床の場所まで行き(車いすでどこまで行けるのか)、川のせせらぎを観ながら聴きながら食事を楽しむことができるのだろうかとより高揚させながら現地に到着したのですが、この日はあいにくの雨降りで川床は中止、屋内での食事となってしまいました。旅に出てあまり雨に降られることはないのですが、そこはそれそういう時もあるもんです(^_^)
次回ぜひとも晴天時に貴船の川床(かわどこ)の体験を実現させたいと思いました。
ということで、前回は雨で屋内(2階まで私と車いすを上げてもらいました)での食事でした。
さて、今回は晴天であります\(^o^)/
ホテル予約時「川床プラン」にしましたら、前回と同じ「貴船荘」ではありませんか。左上写真Aは、貴船荘の暖簾であります。前回来た時にパートナーが撮影したものですが、それで今回も同じ場所だと分かりました(^_^)
中央上写真Bは道路沿いにある川床への入口であります。入口から階段を下りて座敷に移るようになります。車いすは貴船荘の家屋内で預かってもらい、お二人の介助によって入口から階段を下りて座敷に移ることができました。移動の仕方については、こちらをクリックして参考にしてください。
中央上写真Cは、自然の岩にせせらぐさまを観ながら食事を楽しめる納涼川床であります。この時の席が中央上写真Cで分かるように、ちょうど川の中央に岩が目の前にありました。岩肌を見ていますと、苔や葉などがついており、何だかこの川床の護り岩のような気がしてきます。自然の岩にせせらぐ景観は支障なく堪能できると思いますし、暮れてくるので瀬音を聴きながらの食事にうつっていくと思います。
右上写真Dは浴衣姿の娘さんの後姿であります。貴船では、食事とゆかたフルセット付きの「浴衣プラン」というのがあるようです。貴船荘でも川床プランがある各ホテルででも申し込みできると思います。娘さんの浴衣姿というのは華があっていいですね\(^o^)/
貴船の川床では、真夏でも京都市街の温度より10度は低いということですので、上着など一枚多めに準備しておいたほうがいいと思います。
車いす利用者の私が、自然の岩にせせらぐようすを観ながら、そして心にしみわたる瀬音を聴きながら食事をすることができました\(^o^)/
住 所 : 京都市左京区鞍馬貴船町50
電 話 : 075-741-2222
FAX : 075-741-9786
URL : http://www.kibunesou.com/top.html
バリアフリーな京都の観光名所:http://www.sennin.com/sennin/WCkyoto01.html
川床営業期間 : 5月1日〜9月末日(川床期間 無休で営業中)
店内営業期間 : 10月1日〜4月末日
営業時間 : 午前11時 〜 午後21時
定休日 : 不定休
駐車場 : 未確認
平成21年 8月 下旬 現在