A、外観 | B、玄関前(入場口) | C、鬼太郎(赤ん坊)と目玉おやじ | D、ねずみ男 |
現在、NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」でいちだんと脚光を浴びている水木しげる氏の「水木しげる記念館」であります。
水木しげる氏の八十一歳の誕生日である2003年(平成十五年)三月八日に開館されたということです。(第15版妖怪ガイドブックより)
「水木しげる記念館」は、全長(JR境港駅〜本町)約800mの「水木しげるロード」で、本町の商店街のアーケードを超えた辺りにあります。左上写真Aは、商店街通りからの記念館の外観です。中央上写真Bは、記念館外観の右側に位置する入口であります。写真では少し分かりにくいかもしれませんが、入口前には、妖怪の世界に目覚めさせてくれたおばあさんこと「のんのんばあ」と「水木しげる少年」の像があります。記念館前の広場には中央上写真Cのように、「赤ん坊の鬼太郎」と「おとうさんの目玉おやじ」がいました。右上写真Dは、「水木しげる記念館」の中庭にいた「ねずみ男」です。
車いすで記念館に入館すると、まず5段ぐらいの階段がありますが、階段横のエレベーターで上がり水木しげる先生の「年代記」から観ていくことになります。「仕事部屋」、「妖怪洞窟」、「あやしの土蔵」、「映像シアター」、「妖怪まぼろし絵巻」、「精霊の間」他など水木しげる氏の世界が堪能できると思います。床はフラットで2階へのエレベーターもあります。
左下写真Eは、「水木しげる記念館」内1階出口に近いところにある多目的トイレであります。写真Eの左側にベビーシートが見えております。
中央下写真Fは、記念館前で別棟のトイレの入口であります。写真で分かりますように男・女・車いすマークの標識がありました。中央下写真Gは、記念館前で別棟のトイレの入口と通路であります。通路の奥に見えているのは、「水木しげる記念館」の出口であります。右下写真Hは、別棟の多目的トイレ内で奥から便器・幼児用チェア・ベビーシートであります。
NHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」のなかで、「妖怪がすみにくい世界は人間にもすみにくい」というような台詞があったと思います。
子どもの頃、「天井の隅の辺りから亡くなった祖父母や御先祖様がいつもあなたを見ていますよ」というようなことを、雑誌で読んだか誰かに教えられたか記憶はあいまいですが脳裏に残っています。
天井の隅というのは、時には教室であったり自宅の居間であったり自分の部屋であったりと、場所は自分がいるところどこででも見守っていますよということだと捉えています。肉眼では確認できませんから信じるか否かになると思いますが、見られていると思えば自分の行動に少しは責任を感じるものだと思います。
妖怪がどうも苦手な私ですが、肉眼で確認できないからまったく信じないというわけではありません。この世の中には人間が説明し辛い「魂(たましい)の世界」もあるのではないかと空想しています。
それにしても、現実と離れた「妖怪や魂の世界」を描くことができるなんて、それも数十年も描き続けることができる水木しげる氏は本当に天才だと感じるしだいです。
肉眼で確認できにくい「妖怪や魂の世界」を人が空想できなくなると、人間の社会も怖さを知らない殺伐とした世界になるのかもしれません。
「水木しげるロード」とともに「水木しげる記念館」で、ぜひとも水木しげる氏の世界をのぞいてみてください。
住 所 : 鳥取県境港市本町5(本町アーケード通り)
電 話 : 0859-42-2171
FAX : 0859-42-2172
URL : http://www.sakaiminato.net/mizuki/index2.html
開館時間: 午前 9時::30 〜 午後 5時:00(受付は閉館30分前まで)
H22年8月:午前 9時::30 〜 午後 6時:30(受付は閉館30分前まで)但し1日、7日、13〜15日、21日、28日は午後7時30分まで開館。
交 通 : JR境港駅から約800mの本町アーケード通り沿いにあり。
E、記念館内多目的トイレ | F、記念館前トイレ入口 | G、記念館前トイレ入口と通路 | H、記念館前の多目的トイレ内 |
平成22年 5月 中旬 現在