A、車入口 | B、慶賀門(階段) | C、拝観入口 | D、瓢箪池 |
真言宗總本山 教王護国寺(きょうおうごこくじ)は、弘法大師様がその教えを真言宗と名付けられ、東寺(とうじ)を教王護国寺と名乗っているところです。
東寺は、名神高速道路の「京都南第一IC」から国道1号線を京都市街方面に向かい九条通沿いにあります。京都市街に車で入る時には、このルートが多いですから東寺の「五重塔」をいつも眺めながら通り過ぎてきました。いつも一部(五重塔)を外からでも観ていると、それだけで東寺を訪れた気になっていましたが、やはりなかものぞきたいものです。
今回は、東寺が大宮通沿いにあるということから、大宮通と七条通の交差点から車いすでの道順を説明したいと思います。進行方向右手に梅小路公園を過ぎ、線路の下をくぐると右手に坂道がありますので上がります(勾配があるので介助者要)。私は、車の通りが少なそうな狭い道を通り八条通にでました。八条通に京都八条郵便局がありました。後は大宮通を九条方面に行きますと、左上写真Aの駐車場入口(大宮通沿い)があります。車いす利用者もここから入ってください。
ちなみに私は、車いすで通行可能な門があるのではなかろうかと、左上写真Aの入口を通り過ぎ、東寺の敷地の外を一周してみました。駐車場入口に隣接する中央上写真Bの「慶賀門」(大宮通沿い)と九条通沿いにある「南大門」は階段です。壬生通沿いにある「蓮華門」は閉ざされていて、「西門」は狭くて段差があり車いすでは通行不可。八条通沿いからの「北総門」に隣接する入口は通行可能ですが、参道を進んで行くと「北大門」には段差があり車いすで容易に入れそうになかった。
結局、車いす利用者は、左上写真Aの駐車場入口(大宮通沿い)から入ることとなります。
さて、中央下写真Fの駐車場を通り過ぎて、中央上写真Cの拝観入口の手前に拝観受付があります。この日車いす利用者の私は、中央上写真Cの拝観入口におられた係りの方に案内してもらいました。右下写真Hのスロープを上がり、講堂内には車いすで入れなかったので、木製建具を開けてもらい、外から大日如来を拝見しました。
次に、右下写真Hのスロープを下り、金堂に行って木製建具を開けてもらい外から薬師如来を拝見しました。
講堂内・金堂内の大変素晴らしい重要文化財を、一部でも自分の目で拝見できて真に有り難く感じました。合掌。
講堂の大日如来と金堂の薬師如来を拝見した後は、境内を自由に散策であります。左下写真Eの枝垂桜と五重塔であります。右上写真Dは、瓢箪池(ひょうたんいけ)で中央辺りの石の上に亀が集まっていたりするから不思議であります。周りにベンチもあり一時休息することができます。
中央下写真Fは、駐車場の様子と五重塔であります。駐車場は砂利を敷いていますが、左下写真Iのように、通りは石畳になっていますので、車いすで通行が比較的容易です。境内は砂利が敷き詰められていますので、「車いす操作の仕方」を参考にしてください。
中央下写真Gは、境内の茶屋であります。境内散策後に甘味を食しながら休憩してはいかがでしょうか。
売店は、中央上写真Cの拝観入口の手前(境内の外)にありました。
東寺の詳細なことについては、下記のアドレスにアクセス願います。
住 所 : 京都市南区九条町1番地
電 話 : 075-691-3325(代表)
電話 : 075-662-0173(拝観受付)
FAX : 075-662-0250
URL : http://www.toji.or.jp/
拝観時間 : 夏時間/3月20日〜9月19日<午前8時30分 〜 午後5時30分>
冬時間/9月20日〜3月19日<午前8時30分 〜 午後4時30分>
宝物館特別公演 : 春 季/3月20日〜5月25日
秋 季/9月20日〜11月25日
交 通 : JR京都駅の八条口から徒歩約15分。
駐車場 : あり。
E、五重塔と枝垂桜 | F、駐車場と五重塔 | G、茶屋 | H、講堂のスロープ |
I、外観 | J、スロープ | K、トイレ内 |
左上写真Iは、車いす用トイレの外観ですが、駐車場入口から石畳を進んで行きますとあります。中央上写真Jは、トイレ前にあるスロープです。右上写真Kは、トイレ内ですが、壁側にL字型手すりそして反対側に上下可動式の手すりがありました。
平成22年 3月 下旬 現在