京都駅を南北に横断するには二つの方法があります。「地下通路」と「南北自由通路」であります。
「南北自由通路」は、京都駅のほぼ中央を横断していて、自由に南北を横断できる通路であり便利なのですが、最初なかなか横断できませんでした(^_^;)
数年前京都駅を訪問した時に、インフォメーション・センターで京都タワー側から八条通側に行く方法を尋ねてみましたら、「南北自由通路で横断することができますよ。」と教えてくれました。とても簡単に横断できるような雰囲気でしたので、簡単に車いすで京都駅を横断できるものと思ってしまいました。ところが、それから何回か京都駅構内を散策したのですが、車いすで南北に横断することがなかなかできませんでした。
健常者は、階段があっても人の流れに合わせて歩いていけばいいので、京都駅の南北を「南北自由通路」を利用して簡単に行き来できるようです。
車いすで、京都タワー側にあるエレベーターで1階から2階へ上がり、そのまま通路(南北自由通路)を南方面に進み、またエレベーターで2階から1階に降りれば「八条口」に出ることができると思い込んでいたのですが、それは間違いでありました。
道の行き方というものは分かってしまえば、なるほどと納得してしまうものですが、分かっていない時は「なぜ行けないのだろうか?」と頭をかかえて悩んでしまうものであります。
今回、京都駅を散策してみまして、「南北自由通路」の途中にある階段を、車いす等で昇降するためのエレベーターに再度乗り換えなければならないことが分かりました。
大まかに言いますと、「南北自由通路」はすべて同じ高さのフロアではなく、八条側に位置する南北自由通路の一部が七条側よりも2階の高さが低くなっているようです。そこで健常者には階段やエスカレーターを設置し、車いす利用者等にはエレベーター有るということですが、このエレベーターだけ中央下写真Cのように「M2」(八条側に行きたい時)と「2」(七条側に行きたい時)の二つの表示になっています。
車いす利用者は、京都タワー側から左下写真Aの「駅ビル中央エレベーター/東駐車場」のエレベーターで1階から2階へ、2階で壁がないオープン・カフェの傍を通り南北自由通路に合流し八条側に進みます。そして、階段降り口左脇の通路に入り、エレベーターで2階からM2へ降りてください。
中央下写真Bは南北自由通路途中にある階段脇に設置されているエレベーターですが、左の暗いところが階段で右側通路の奥にエレベーターがあります。但し、この写真Bはエレベーターを降りた(八条側へ階段を降りた)ところの写真であります。
中央下写真Cは、南北自由通路途中にあるエレベーター内にある表示盤ですが、左に「M2」右に「2」という表示になっています。七条側から来た場合は「M2」を押してください。
そして、八条側へ南北自由通路を進み、窓際に右下写真Dのエレベーターで2階から1階に降りると、八条通に出ることができます。
京都駅構内及び 南北自由通路には、天井から吊られた表示板が各コーナーでありますので参考にしてください。
南北自由通路を利用して、車いす利用者が南北を行き来できるようになりました\(^o^)/
A、駅ビル中央EL | B、途中にあるEL | C、途中にあるEL内表示 | D、八条側EL |
「京都駅 構内図・平面図」を参考にしてみてください。
京都駅を南北に横断するもう一つの方法は、「地下通路」でありますが、下記に説明しています。
平成24年 2月上旬 現在
A、北側エレベーター | B、地下通路 | C、八条地下エレベーター | D、八条地上エレベーター |
京都駅を南北に横断するもう一つの方法「地下通路」について説明します。
京都タワーがあります京都駅の北側から説明して行きますと、車いす利用者は京都劇場前辺りにあります左上写真Aのエレベーターで地下に降ります。地下に降りますと地下鉄の改札口やPORTA(ポルタ)というショッピング街があります。
天井から吊られている表示を見ながら、「八条東口」又は「Avanti(アバンティ)」の方に向ってください。中央上写真Bは地下通路であります。中央上写真Cのように、地下にありますエレベーターで上がりますと、右上写真Dのエレベーターで八条東口に出られます。ここから八条の道路の向かい側に「Avanti(ショッピング街のビル)」が見えます。
そして、近くに八条東口の改札口があります。
地下通路を進み、左下写真Eの「八条通地下横断歩道」の手前にありますスロープを利用し、八条通の地下横断歩道を進みショッピングビル「アバンティ」の方に行きます。中央下写真C・Dは「アバンティ」の地下1階の様子であります。勾配の緩やかなスロープが見えております。
「アバンティ」は衣料品や化粧品・雑貨などの売り場があり、ショッピングが楽しめますし、地下にはレストランや居酒屋があり車いすでも席につけるようになっていました。
右下写真Hは、アバンティに隣接されたエレベーターであります。1階外側の歩道から撮影したものであります。
今回、京都駅を南北に横断するのに、「地下通路」と「南北自由通路」の二つの方法があることを知りました。京都駅を車いすで南北を自由に横断できることで、より京都駅周辺を楽しむことができますし、宿泊施設も幅広く考えられるようになりました\(^o^)/
URL : http://www.kyoto-station-building.co.jp/map/index.html
E、八条通手前スロープ | F、アバンティ側スロープ | G、アバンティ | H、アバンティ隣接EL |
平成23年 9月中旬 現在