ぶどうの木舎(もくしゃ)

RESTAURANT
BUDOU NO MOKUSYA

 概観と入口  トイレ  洗面台

 概要と感想 

 このレストラン「ぶどうの木舎」は、田園風景の中にこじんまりと清楚に建っている。玄関前にあるなだらかなスロープを上がりドアを軽く押すと自動でやや広めのドアが開く。店内は白色を基調として絵画などを飾ってシンプルに落ち着いた雰囲気を漂わせる。オーナーはホテルのフランス料理シェフをされていたらしい。有機無農薬野菜や下津井の魚介類などの食材や盛り付ける食器にこだわっておられて、目・鼻・舌そして舌の触感などで楽しみながらとても美味しく料理を戴きました。

 個人で経営するレストランは大抵こじんまりとしていて、建物の概観や内装に個性あふるるデザインを施したり家庭的な温かいもてなしを売り物にするところが多いようです。車を走らせながらあるいは車椅子で通りかかった時に店の概観を見て入ってみたいなと思わせるところもあるのですが、玄関が階段だったり玄関口が狭かったりで気楽に入れそうもないので残念ながらそのまま通り過ぎてしまうことも多々あります。この「ぶどうの木舎」は、今までにありがちな人目を引く建物の概観とか店内の凝った装飾だけでお客を寄せるというレストランではなく、真心のこもった行き届いたもてなしをしようと心がけているようです。足腰の弱い方や車椅子利用者などにも気軽に入ることが出来るというのもその一つの現れだと思います。店を開く時には玄関のスロープやトイレだけは車椅子で利用できるように広くしたかったというオーナー夫人のお言葉に胸が熱くなりました。今までに個人が経営するレストランで車椅子で使用可能なトイレを設置しているレストランを見たことがなかったのでなお更のことです。トイレを広くすることで客席の数が減少することを承知の上での英断に頭が下がります。 いろいろな意味で今までのレストランとは違った視点でこれからの社会のあり方を考え合わせたレストランであると感じております。

 玄関口はなだらかなスロープで間口も広めにとってありますし、店内には車椅子で使用できるように広めのトイレ(標準サイズの車椅子なら中でターンできる)もあります。こんなレストランがあればいいなと常日頃思っていたので大変喜んでいます。

 ぶどうの木舎(もくしゃ)

住 所 : 岡山市楢津779−10

電 話 : 086-284-6730

https://budounomokusya.hp.gogo.jp/pc/index.html 

営業時間: ランチタイム11:00〜14:00(オーダーストップ)。ディナータイム17:00〜21:00(ディナーは要予約)。

定休日 : 日曜日 

交 通 : 車で岡山市内から国道180号線の一宮の辺り(スーパーふじうら一宮店近く)の信号を右折し北方向へ走り、次の信号を右折(角に車関係の店あり)し平津小学校(北側)校門のななめ向かいにあり。

駐車場 : 普通車6台分。駐車場の中央が通路となるため、車の置く向きによって車椅子を下ろしやすくなる。 

身障者用トイレ: レストラン内にあり。 

平成12年 3月現在 

 

2011年紹介の「ぶどうの木舎」 

タウン情報

(OKAYAMA)