ROYAL PARK HOTEL
ホテルの外観 バリアフリールーム630号室 ドアの覗き穴が二つある。
このホテルは、地下鉄半蔵門線の水天宮前駅に直結していたり、数多くの航空会社のチェックインカウンター、出国審査カウンターを持ち海外への搭乗手続きを済ませられる「東京シティエアターミナル」と隣接しているので、成田での手続きがほとんど不要となり10分おきに空港に出発するリムジンバスが約60分で空港の出発ロビーまで直行できるらしい。外国人の宿泊者が多いのも頷ける。このホテルの周辺には日本経済の景気動向を判断するのに重要な「東京証券取引所」やコンピューター業界の一翼をなす「日本IBM」などがありビジネスマンの絶好の宿泊場所であるとも言える。また、安産と水難にご利益があると言われている「水天宮と子宝いぬ」(階段があり車椅子では無理かもしれない)がある。このように、このホテルの周辺は、今ではお菓子の人形だけで、本物の人形は売られていないと言われている「人形町」(明治座がある)や「日本橋」といった下町の古い慣習と伝統のなかに、最先の経済とテクノロジーが入り混じった不思議な環境のなかにホテルは位置している。
このホテルは、ハートビル法施行以前に建てられたものらしく、1階のコーヒーショップ「シンフォニー」(特別に指定しなければ、朝食はここで食べるようになっている。バキング形式とセットものを指定するとテーブルまで運んでくれる形式がある。)は入口に段差が2段ある。しかしながら、ホテルマンがすぐに来て対応してくれるので困ることはないと思います。他にも、下写真の1階の身障者用トイレの入口やバリアフリールーム630号室の浴室への入口には5mm強の段差があるが、スムーズではないにしても車椅子で通行できないということはない。朝食時に一人で1階の「シンフォニー」に行った時、たまたま後ろから来た老齢の男性が入口で車椅子を持ち上げてくれたのですが、あまりにもそれが自然なふるまいだったため、介助を終えたその男性がさっさと居なくなったにもかかわらずご一緒ですかと連れと間違われてしまいました。エレベーターから降りる時にも若い外国の男性が介助してくれましたっけ。客質が良いのかたまたま私の運が良いのか分かりませんが、外国人の自然でスマートな介助の仕方にはいつも感心するのです。車椅子でも、ホテルのなかでは快適に過ごせました。
さて、630号室はバリアフリー・ルームだけあって、上右写真のドアには低い位置にも覗き穴があり車椅子への配慮がなされているものと思われます。また、630号室の浴室のなかに下中央写真のように、シャンプー・リンスなどが入ったバスケットと使ったタオルを入れるバスケットがあり、浴槽のなかには小さな椅子があって身体を洗うのもお湯を貯めてゆっくりするのもすべて浴槽のなかで済ましてしまうのであろうと思われます。しかしながら、どうも一人で浴槽のなかに入れそうもないのでパイプ椅子を持ってきてもらい浴槽の外でシャワー浴をしました。次回は、浴室用のシャワーいすをもって来てくれることを期待しております。上中央写真のようにテーブル及びライトは奥の方に移動してもらい、車椅子がベッドに近づけるようにスペースを確保しました。その他、こちらの意向を申し出れば、許容範囲の枠を広げて対応してくれ柔軟性があるホテルであると感謝したりしました。
1階にあるロビーラウンジ「フォンテーヌ」は午前0時まで開いているので、久々に会った友人と夜遅くまで語り合えることができました。とても楽しくて有意義な時間を過ごすことができ、また、一ついいホテルを見つけたと喜んでおります。
住 所 : 東京都中央区日本橋蛎殻町2−1−1
電 話 : 03-3667-1111
FAX : 03-3667-1115
URL : http://www.royalparkhotels.co.jp/nihonbashi/
イン・アウト : チェックイン AM12:00 チェックアウト AM12:00
交 通 : JR東京駅よりタクシーで約10分。
身障者用トイレ: 1階にあり。
サイドは固定式の手すり 自動ドア
630号室のトイレ(サイドは固定式手すり) 浴槽のなかに小さな椅子がある 浴槽のなかに入れないためパイプ椅子でシャワー浴
平成13年8月現在
横浜
JR桜木町駅 / 同發別館 / ワールド・ポーターズ