会館の玄関 キリコ(切籠)
能登地方の夏秋の祭礼には各町内からキリコとよぶ巨大な御神灯をミコシのお供に担ぎ出す習慣があるそうです。このキリコ会館では能登を代表する各地のキリコが展示してあります。館内は暗くなっていますが、祭りの夜のような演出をしているのでしょうか。
写真左はキリコ会館の玄関ですが、右手にスロープがあり館内1階は見学できますが、2階の展示室には階段のみで車椅子では上がることが出来ませんでした。
住 所 : 石川県輪島市塚田町3−22−2
電 話 : 0768-22-7100
FAX : 0768-22-7101
営業時間 : 午前8時 〜 午後5時 (7月15日〜8月31日は、午後6時閉館)
交 通 : 輪島市内、国道249号線沿い。
駐車場 : あり(広い)。
身障者用トイレ : なし。
天正の時代に、上杉勢がこの地方(能登)に攻め入った時に、地元の古老が一計を案じ杉皮や海藻などで奇異な装いをし、奇怪な面などをつけ陣太鼓を打ち鳴らし、上杉軍に奇襲をかけ敵を敗走させたのが「御陣乗太鼓」の始まりと伝えられています。ホテルで独自に催しているところもあるらしいのですが、この写真は市内の文化会館で開催されたものです。午後七時頃から前説を入れて約30分ぐらいだったと思います。太鼓の実演は約20分ぐらいですが、太鼓が身体にジンジン響いて演じる者達の荒荒しいエネルギーが伝わってきます。居てもたっても居られなくなる衝動を必死に抑えてデジカメで写真を撮っていましたよ。終わっても太鼓の響きを身体が覚えていて静めるのに時間がかかるほどに素晴らしい太鼓の実演でありました。