A、ゲイト | B、歩行者天国の駅前通り | C、第1特設会場 | D、備前焼小町 |
昨年は午後からの訪問でしたが、今年はわりと朝早くから第27回備前焼まつりにやってきました。今年の備前焼まつりは10月17日(土)、18日(日)の二日間でした。17日(土)に伝統産業会館前特設ステージ(JR伊部駅前)で、開会式、小町委嘱式、ろくろ踊り、お夏踊り、歌謡ショーなどがありました。朝早く訪れると、いろいろな行事に接することができるようです\(^o^)/
人間国宝の作品も入っているとのことで、特設ステージ近くで販売されていた「福袋」はすぐに売り切れになるほど大変人気があったようです。この福袋を手に入れるためには、朝早くから備前焼まつりを訪れたほうが良いでしょう。
備前焼まつりは、各行事の見学も大変興味深いわけですが、それ以上に各店舗内・各特設会場でのテント内・庭先を利用したギャラリーの作品が、昨年とは違う魅力的なお顔や形で陳列されているから大変面白いのです。ですから、備前焼まつりが初めてという方も、私のようにリピーターの人にも大変楽しめるのだと思います。
最近はケーキなどのスィーツを備前焼のお皿に盛り合わせるのが流行となっているようです。備前焼の色合いや模様は様々ですので、いろいろなスィーツに合わせてを盛り合わせることができるようです。
また、左下写真Eで分かりますようにろくろを回し手づくりの器を、薪(まき)で焼きしめただけの備前焼はざらざらとした感触ですが、このざらざら感が焼き物の原点というか「ふるさと」のぬくもりを感じさせてくれるような気がします。
備前焼は、酒を注いだり撫でているうちに手の脂がついてしっとりと馴染むようになったりします。抹茶や料理したものを入れたり盛り合わせていくうちにより味わいが深い備前焼にふれることができるようです。使えば使うほど、愛着をもてばもつほどに自分の心に馴染んでくるような気がします。そんな喜びが備前焼にはあるように思います。
ですから、備前焼を使いはじめてからの変化を楽しむという方もおられるようです。ぜひ備前焼を使い込んでいただきたいと思っております。
それから、食の話になるのですが、「食の会場」もJR伊部駅周辺に三ヶ所(会場には各種料理のテントとテーブルと椅子があり広い)と、歩行者天国沿いにいくつもの露店が並んでいました。ラーメン・うどん・焼きそば・日本料理・ハンバーガー・串焼きその他いろいろありますので、こちらの食のほうも迷ってしまうほどに楽しめると思います。備前バーガーのスペシャルというハンバーガーを食しましたが、ボリュームがあって大変美味しかったです\(^o^)/
「備前焼まつり 2008年」とともに、このページを参考にして次回の「備前焼まつり」を楽しんでいただきたいと思っています。
左上写真Aは、JR伊部駅の方から見た「備前焼まつり」のゲイトであります。中央上写真Bは、ゲイトのある駅前通りの「歩行者天国」ですが、右下写真Gの「伝統産業会館前特設ステージ」における「お夏踊り」を終えて駅前通りの「歩行者天国」にて踊っているところです。この「歩行者天国」の両側に特設会場(第1・第2・第3特設会場)があります。中央上写真Cは、第1特設会場の入口でありますが、大勢の人で賑やかでありました。
右上写真Dは、「伝統産業会館前特設ステージ」で午前10時からの「備前焼小町委嘱式」で第23代備前焼小町となったお二人です。午後2時頃に、中央上写真Bの歩行者天国の駅前通りにある「お楽しみ抽選会場」にて見かけました。
左下写真Eは、ろくろを回しながら実演している後ろで、それを労うために踊る「ろくろ踊り」であります。中央下写真Fは、ろくろ実演での2作品と作家さん、そしてろくろ踊りの先生と踊ってくださった皆さんが集合したところを撮影したものです。右下写真Gは、「お夏踊り」であります。
左下写真Hは、第4特設会場(陶芸美術館の駐車場)のなかの一角で「ろくろ実演」を見せてくれるテントであります。中央下写真Iは、ろくろ実演中の永末隆平氏であります。写真で分かりますように、こんなに近くで陶芸作家の手元を見られることはないですから、皆さん興味津々で少しでも前で見たいと思ってらっしゃると思います。この2枚の写真は、パートナーが苦労して写したものですが、残念ながら手元までは写せなかったようです。「ろくろ実演」を見学したい車いす利用者の方は、早めにこのテントに来たほうが良いでしょう。
第27回では、1日3回ありました。
中央下写真Jは、天津神社境内で行われているお茶席のお点前の様子です。右下写真Kのように、着物姿の女性が席まで運んでくれます。備前焼まつりに行ったら、ここでのお茶席でお抹茶をいただくのを楽しみにしております。
E、労うろくろ踊り | F、作品と集合写真 | G、お夏踊り |
住 所 : 岡山県備前市東片上126番地
電 話 : 0869-64-3301(代表)
市役所URL : http://www.city.bizen.okayama.jp/index.jsp
日時 : 10月17日(土)午前9時 〜 午後5時半 、 10月18日(日)午前9時 〜 午後4時半。
<備前焼陶友会>
駐車場: マップを参照してください。車いす利用者の方はお手洗いがある場所、障害者用スペースがある駐車場などは係員に誘導してもらってください。
マップ : http://www.touyuukai.jp/images/maturitizu2009.jpg
交 通
バス: 宇野バス(岡山市内山下の本社)から「片上方面行き」に乗って伊部駅前バス停下車。
電車: JR赤穂線で岡山駅から伊部駅まで約35分。
車 : 国道2号線(JR赤穂線「伊部駅」の前に道路あり)、「伊部駅」周辺が会場及び駐車場(あわせて約2000台)
H、第四特設会場内 | I、永末隆平氏 | J、天津神社境内でのお点前 | K、天津神社境内の茶席 |
L、ギャラリー 里房 | M、里房道路側入口 | N、森 陶山氏・和彦氏 | O、作品を撮影 |
左上写真Lで分かりますように備前焼まつりの期間中は、この通りは歩行者天国になるようです。大勢の人で賑わっておりました。
さて、「備前焼ギャラリー 喫茶 里房」は人間国宝の故山本陶秀氏と関係が深いと思われます。山本雄一氏、矢部篤郎氏、山本 出氏、山本竜一氏、山本絵里子女史の作品が多く展示されているからです。そして才能豊かなお弟子さん達の作品も展示されております。お茶席にもちいる高価なものから日常的に使う手ごろな価格の食器までありますので、幅広く多くの人の嗜好に対応していて楽しめると思います。
また、喫茶コーナーがありますので、お茶を飲みながら素敵な作品を鑑賞できるのは大変嬉しいことであります(販売もしております)。
左上写真Lのように備前焼まつりの期間中は、「里房」の備前焼のタイル張りの駐車スペース(約2台分)は特設ギャラリーとなるようです。正面玄関は駐車場スペースからとなりますが、右上写真Mは道路側からの入口であります。正面玄関も道路側入口もほぼフラットで車いすで店に入りやすい。店内もフラットになっていますので車いすで作品の鑑賞ができ、喫茶コーナーも利用できます。
「里房」のホームページ」 : 岡山県備前市伊部1530 / 電話番号0869-64-1187
左上写真Lの歩行者天国を「不老川(ふろうがわ)」の方へ進みますと、中央上写真Nの森 陶山氏と森 和彦氏のお店がありました。写真で分かりますように入口に若干の段差はありますが、車いすで入ることができました。
店内たたきスペースのギャラリーはフラットでありました。和室にも作品が展示されていましたが、よほど気に入った作品があったのでしょうか、右上写真Oは庭先のほうから和室に展示している作品を撮影しているところです。備前焼まつりでは、いろいろな楽しみ方があるようです(^_^)
森 陶山・森 和彦 : 岡山県備前市伊部730 / 電話番号0869-64-2138
P、まげや | Q、竹崎典泰氏・洋子女史 | R、リフレセンターびぜん | S、リフレセンターびぜん内 |
左上写真Lの歩行者天国と平行にJR伊部駅寄りにもう1つ道があります。この道沿いに左上写真Pの「まげや」の看板を見つけました。庭先にテーブルを置いたり、壁にそって棚をつくったりして作品を展示しておりました。備前焼まつりでは、店舗をかまえているところだけでなく、庭先をギャラリーにしているのをよく見かけます。このような庭先のギャラリーに意欲的なこれからの作家さんが潜んでいたりするから備前焼まつりは面白いのです。
昨年も同じ場所だったので、ちょっとのぞいて見たのですが、覚えていてくれて笑顔で迎えてくれました\(^o^)/
気に入ったお店がありましたら、再度のぞいてみることをお勧めします。「まげや」の意味は、竹崎洋子女史に尋ねてみてください(^_^)
中央上写真Qは、竹崎夫妻のツーショットの写真であります。お二人とも備前焼の作家さんです。竹崎典泰氏は、第二特設会場(備前信用金庫前)のテント内にて販売し、奥様の竹崎洋子女史は、庭先のギャラリー「まげや」でご自分の作品を販売していました。ちょうどご主人が食べ物を差し入れに来られたところを撮影したものです。お二人とも笑顔がとても素敵で仲睦まじいご夫婦のようでした(^_^)
竹崎 典泰・竹崎 洋子 : 岡山県備前市浦伊部1006-2 / TEL/FAX 0869-63-4883
「まげや」さんのプログhttp://ameblo.jp/bizenyaki-mageya/
中央上写真Rは、「リフレセンターびぜん」の玄関前のスロープであります。右上写真Sは、リフレセンターびぜん内にある身障者用トイレ内の様子であります。写真のように壁側にL字型手すり、その反対側に水平可動式の手すりが設置されていました。
「リフレセンターびぜん」はこの地域の文化や情報の発信源で、備前焼まつり期間中地元の華道家が備前焼陶友会青年部の花器に野の花を中心に生けた「野の花と器展」というコラボ展をやっていました。お花が好きな方は、ぜひ観てもらいたいと思いました。作家さん達の個性が出ていて大変魅力的な花器ばかりでありました。
「リフレセンターびぜん」 : 岡山県備前市伊部2264-2 / TEL 0869-64-3661
平成21年 10月 中旬 現在