A、入口 | B、玄関 | C、店内 | D、川床 |
右上写真Dのように鴨川沿いで、河川敷に突き出た高床式の床を「川床(かわゆか)」と呼んでいます。ちなみに、貴船のほうは鴨川納涼床との違いをあらわそうと「川床(かわどこ)」と呼んでいます。
以前、京都の先斗町辺りや木屋町通を散策したのですが、車いすでは店の入口や通路が狭く奥の方に進んで行けなくて「鴨川の納涼床(ゆか)」で食事を楽しむことは難しいと思っていましたが、車いすで「川床」を楽しめるところをやっと見つけましたました。
場所は、京都市役所前の道幅の広い「御池通」を橋の方へ進み、橋の手前の「木屋町通」を北へ3軒目のところにある「Roji Cafe」であります。
左上写真Aは、「Roji Cafe」の入り口でメニューの看板を出していました。路地を入って行くと、中央上写真Bのように「Roji Cafe」の玄関があります。写真で分かりますように段差が1段ありました。介助者の方は「車いす操作の仕方」を参考にしてください。
中央上写真Cは、店内の様子で床はほぼフラットですので車いすで移動できると思います。中央上写真Cの奥が椅子席の川床となっています。店内の右側にはバーカウンターがありました。昼食時に訪れたのですが、納涼床は行っていませんでした。夜になると大変賑わうものと思われます。右上写真Dの左端が、橋から撮影した「Roji Cafe」の川床であります。
ところで、「京都府鴨川条例」というものがあることを知っていましたか。この条例によって、「川床(かわゆか)」が良好な景観の形成の配慮に努めるように基準を設けております。床の高さ、床の「手すり」、すじかいなどについて基準があるようです。「鴨川納涼床審査基準に係るガイドライン」により、より詳細なガイドラインがあるようです。
納涼床設置規則によって、鴨川納涼床の風習文化を継承・保存・伝承するため、納涼床設置に関し規則があります。営業期間(時間)なども決められているようです。
普段何気なく眺めていた「川床」の景観が違和感なく目に入ってくるのは、「京都府鴨川条例」に基づく「鴨川納涼床審査基準に係るガイドライン」や京都鴨川納涼床協同組合に加盟している各々のお店の努力によるものだと知ることができました。感謝。
次回、昼間ではなく夕方訪れて「川床」を楽しみたいと思っています。
住 所 : 京都市中京区木屋町通御池上ル
電 話 : 075-221-3501
URL : http://okaju.xsrv.jp/okajiu.htm
営業時間 : 午前11時 〜 午後9時(LO8時30分)
定休日 : 不定休
交 通 : 地下鉄東西線「京都市役所前」駅から、御池通り、木屋町通りを上がり3軒目に看板あり。
(「京都市役所前」駅の出入口3番エレベータ(京都ホテルオークラ・サンクンガーデン内)で地上へ、車いすで約3分。
駐車場 : 未確認。
平成23年 6月 上旬 現在