A、正面桜門 | B、櫛田の銀杏(ぎなん) | C、山笠(表) | D、山笠(見送り) |
福岡は豊臣秀吉が朝鮮出兵の拠点として記憶しているぐらいでしたが、この神社を訪問して自分の歴史的認識の浅さを痛感させられました。古くは中国の「宋」の時代まで、日本では平安時代・鎌倉時代まで遡り、中国との貿易や文化交流があったようです。博多は歴史がある町だったんですね。
この「櫛田神社」は、757年創建の総鎮守として、博多祇園山笠の舞台や博多おくんち等の祭りでも有名であります。博多ののシンボルとして「お櫛田さん」の愛称で呼ばれているようです。
さて、左上写真Aは、櫛田神社の正門桜門であります。数段ありますので、車いすで入っていくことは困難だと思います。
中央上写真Bは、櫛田神社の敷地内にあります銀杏(ぎなん)であります。写真の左側で分かりますように、道路と敷地内がほぼフラットですから車いすでアクセスすることが出来ます。
中央上写真Cは、山笠の表であります。高さがありますので、電線に当たるということで現在は飾りの山車となっているようです。
右上写真Dは、山笠の反対側で「見送り」であります。当然「表」と「見送り」の飾りは違います。
左下写真Eは、豊臣秀吉が博多の町を復興するために発案したもので、戦火による焼け石や瓦等を壁の中に塗りこんだ博多塀であります。いつの世にも再利用(リサイクル)という考えがあったようです。この神社の博多塀は、博多商人の島井宗室氏の屋敷跡のもののようです。
他では「楽水園」(らくすいえん)や「博多町屋」ふるさと館でこの塀を見ました。
中央下写真Fは、博多塀の断面ですが、意外と厚みがあることに驚きました。リサイクルの塀とは言え、これだけ厚みがあり高さもありますので、庶民の民家の塀も博多塀であったのだろうかと疑問がわきます。
博多塀の隣に、オッペケペー節や演劇等で有名な川上音二郎が、宅地・建物を寄進したという記念碑がありました。音二郎の妻の貞子は博多出身のようです。
中央下写真Gは、多くの有名力士が、力自慢で持上げた石を「力石」として奉納されていました。試石もありましたので、挑戦してみてください。
左下写真Hは、櫛田神社にあるトイレです。車いす対応のトイレもありました。
この櫛田神社の敷地内を散策してみまして、博多の文化・歴史の発祥の地であることを感じることが出来ます。
博多に来られましたら、ぜひ一番にこの櫛田神社を訪問してもらいたいと思っています。
住 所 : 福岡県福岡市博多区上川端町1−41
電 話 : 092-291-2951
URL : http://members3.jcom.home.ne.jp/romantic-hakata/kushidajinja.htm
開館時間 : 10:00 〜 17:00 (入館は16:30まで) 毎週月曜日休館、 入館料 : 300円
交 通 : 車いすでは、最寄の地下鉄「祇園駅」の6番出口より徒歩約5分。
E、博多塀 | F、川上音二郎碑 | G、力石 | H、トイレ |
平成27年 4月下旬 現在
ダイワロイネットホテル博多祇園 / 櫛田神社 / 観光バス(福岡きらめき夜景コース)