A、大原邸 | B、吉井旅館 | C、森田邸 | D、はしまや呉服店 |
ちょうど倉敷秋祭りが行われていました。この秋祭りは「屏風祭り」、美観地区近くの阿智神社の秋祭り」、倉敷名物「素隠居」など、いろいろな祭りが重複して倉敷の美観地区を賑わせていました。当日、屏風祭りがあることを知って、以前ガイドさんが普段観ることができない素晴らしい催しであると言っていたのを思い出し足を運んだしだいです。しかしながら、美観地区の秋祭りは屏風祭りだけではなく他の祭りと重複しているということを知り、よけいにいい日に訪れたものだと運の良さに機嫌を良くしてしまった。
さて、はじめに手にしたのは屏風祭りのパンフレットでした。屏風祭りは、古くは阿智神社の祭礼として行われていたようです。一時期行われていなかった時期もあったようですが5・6年前からまた復活したとのことです。通りに面した町内各家が、屏風を飾ったり花を生けてもてなしてくれます。左上写真Aは、大原邸の洋風に描かれた屏風であります。中央上写真Bは、吉井旅館の鶴の屏風で、この屏風の前に女将さんの人形が正座して迎えてくれるのもいいもんです。中央上写真Cは、森田邸の源氏物語の屏風であります。源氏物語ではありませんが、水墨画の物語風のものを観たことがありますが、この源氏物語の屏風は艶やかで息を飲み込んでしまうほどに素晴らしい。右上写真Dは、はしまや呉服店の犬養木堂(岡山県出身の政治家で第29代内閣総理大臣)の書の屏風であります。他の各家の屏風も素晴らしいものでありましたが、屏風を傷めないように保管・保存するのが大変だろうなと感じたしだいです。
素晴らしい作品(屏風)を、ぜひお早めに鑑賞していただきたいと思っております。
http://www.city.kurashiki.okayama.jp/kankou/index.html
倉敷川沿いにあり、車椅子用トイレがあります。
住 所 : 倉敷市中央町1−4−8
電 話 : 086-422-0542
倉敷中央通り沿いにある「バス乗降場」の近くにあり、予め直接来所されるか電話で予約すれば、美観地区を無料のボランティアガイドがついてくれるようです。詳細は下記にご連絡してお問い合わせください。
住 所 : 倉敷市中央町2−6−1
電 話 : 086-425-6039
URL:http://oidense.kurashiki.ne.jp/
駐車場: 美観地区周辺の駐車場が満車の場合、少し遠くなるが倉敷市役所の駐車場は無料で駐車可能。
交 通: JR倉敷駅から徒歩約10分。
東町の奥まったところにある旅館から大原美術館の方向に引き返そうとしたところ、阿智神社の秋祭りで左下写真E、中央下写真Fのような「御神幸行列」を観ることができました。250人〜300人に及ぶ時代行列ということでなかなか見ごたえがありました。中央下写真Gは、御神輿であります。右下写真Hは、倉敷では名物の「素隠居(すいんきょ)」であります。老夫婦が自分達に似せた面をつくり若者にかぶらせ祭りに参加させたのがはじまりだそうです。素隠居が手に持っている渋団扇で頭を叩かれると「無病息災」とか「頭がよくなる」と言われており、私もすれ違いざまに叩いてもらいました。小さいお子さんは素隠居の顔を見るなり泣き出してしまったりしておりましたが。
倉敷の美観地区って季節によって違う楽しみが待っているんですよね\(^o^)/
E、御神幸行列 | F、御神幸行列 | G、御神輿 | H、素隠居 |
平成19年 10月下旬 現在