日本の住環境の現状

 日本の住宅構造についての特長  

1、住宅内に段差が多い

○玄関の敷居、上がりがまち   ○廊下と和室(畳の部屋など     ○階段

○その他、洋室と和室、脱衣室と浴室など住宅内に段差が多く転倒・転落事故の原因になっています。 

2、開口部の幅員と部屋の面積が狭い

○廊下、階段、各部屋などの開口部の幅員が狭いため、高齢者や障害者を介助しようとする時に、あるいは福祉用具(車椅子・歩行器・杖など)を使用する高齢者・障害者の室内移動に適していない。

3、高齢者・障害者にとって、和室の生活様式が適さない

○床座の生活やトイレでしゃがみこむ姿勢は高齢者・障害者の身体機能を考慮すれば不向きであるし不可能な場合が多い。

4、日本の住宅は「夏向き」に造られている。 

トイレや脱衣場には暖房がないことが多く、冬場に暖かいリビングから寒いトイレや脱衣場に来ると、温度差が激しいため心筋梗塞・脳血管障害などの原因になることが多い。

※このページのイラストは「古谷有美子」さんの作品です。許可なく転載を禁止します。。

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