豊受大神宮
外宮

TOYOUKEDAIJINGU
GEKU

 

A、表参道火除橋 B、神楽殿 C、豊受大神宮 D、土宮

 概要と感想 

 伊勢神宮は皇大神宮(こうたいじんぐう)の内宮(ないくう)豊受大神宮(とようけだいじんぐう)の外宮(げくう)の両正宮(りょうしょうぐう)を中心としていますが、他に十四所の別宮と百九所の摂社(せっしゃ)・末社(まっしゃ)・所管社(しょかんしゃ)からなりたっているということです。内宮・外宮の「宮」は濁点をつけない発音です。内宮(ないくう)と外宮(げくう)は約7kmも離れているんですね。

 さて、このページで紹介するのは豊受大神宮(とようけだいじんぐう)の外宮(げくう)でありますが、車いす利用者の私がどのような順路で、中央上写真Cの豊受大神宮(とようけおおみかみ)に御参りしたかを説明したいと思っています。

 まず、左下写真Eは駐車場ですが、身体障がい者用のスペースは手前の濃紺の車とその後ろに1台分の計2台分を確認しました。左下写真Eの駐車場と右下写真Hの通路は舗装されていますが、そのほかは砂利が敷き詰められています。ですから、左下写真Eの駐車場そして下写真のトイレを過ぎた辺りから砂利が敷き詰められていますので、車いすの前輪を上げたままの状態で後輪のみの走行でないとスムーズに前へ進みません。いわゆるウィリー走行であります。自分自身で出来ませんのでパートナーの車いす操作の高度な技術が必要となります。(車いす操作の仕方を参照してみてください
 ウィリー走行をパートナーが、難なくやってのけるので周囲の人は難しいと思わないのかもしれないが、実は数メートルでも高度なテクニックなんですよ。パートナーに感謝。

 下写真のトイレ辺りから中央下写真Fの衛士見張所(えしみはりしょ)と中央下写真Gの手水舎(てみずしゃ)が見えます。中央下写真Fで、衛士見張所と手水舎の間に火除橋(ひよけばし)が見えますが、その奥に北御門鳥居(きたみかどとりい)があります。帰りはこの火除橋を通りました。

 中央下写真Gの手水舎で心身を清め、右下写真Hの舗装通路を通り、左上写真Aの表参道火除橋(おもてさんどうひよけばし)から入りました。左上写真Aで分かると思いますが、表参道火除橋の中央に細長いラインがあります。そして橋の手前に札がたっています。札には「ここでは左側通行」と書いてありました。左上写真Aの表参道火除橋の奥に見えているのが第一鳥居であります。

 第二鳥居を過ぎると中央上写真Bの神楽殿(かぐらでん)が見えてきます。中央上写真Bは通り過ぎた後で撮影した神楽殿の写真であります。ご祈祷(きとう)のお神楽(かぐら)や御饌(みけ)を行う御殿であります。

 お礼やお守りも授与しています。と配布された神域案内図に書いてあります。お守りや神饌のお菓子に金額の表示はありますが、これは通常の売買契約ではなく「おかげを頂戴する」のにこちらがいくらお礼をしたら良いのか分からないだろうから、便宜上表示していただいているという捉え方をするようです。この伊勢神宮だけでなく、国内の神社のすべてにあてはまることであると再認識いたしました。

 中央上写真Cの豊受大神宮(とようけだいじんぐう)には豊受大御神(とようけのおおみかみ)をおまつり申しあげます。「豊受大御神」は「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」のおめしあがりになる大御饌(おおみけ)(食物)の守護神であり私たちの生活をささえる一切の産業をおまもりくださる神様です。(「伊勢の神宮」配布書より抜粋)
 中央上写真Cの鳥居から内側は撮影禁止であります。

 右上写真Dは、外宮域内に鎮座する豊受大御神別宮の「土宮(つちのみや)」であります。大土乃御祖神(おおつちみおやのかみ)をまつる別宮(べつぐう)です。
 この辺りまでは車いすで御参りできると思いますが、左下写真Iは「多賀宮(たがのみや)」への階段であります。

 帰りはちょうど御料馬が「御厩(みうまや)」に入ってきたところであります。豊受大神宮御料馬「草音(くさおと)号」ではないかと思います。「御厩」から北御門鳥居(きたみかどとりい)を通り過ぎ、中央下写真Fの衛士見張所と手水舎の間の火除橋を渡りから駐車場方へ帰りました。

 内宮と外宮は離れていて、その間を「伊勢自動車道」が通っています。「伊勢自動車道」の「伊勢西IC」をおりてから御木本道路で内宮へ約車で5分、外宮へ約車で5分であります。内宮と外宮を結ぶ御幸道路は灯篭が道路脇に立ち並んでいて情緒を感じました。


E、駐車場 F、衛士見張所 G、手水舎 H、舗装通路

 神宮司庁

住 所 : 伊勢市宇治館町1 

電 話 : 0596-24-1111(代)

URL : http://www.isejingu.or.jp/

駐車場 : 身障者用駐車スペースあり

交 通 : JR伊勢市駅より徒歩約5分。 

I、多賀宮への階段 J、御厩

 

K、外観とスロープ L、トイレ内

 トイレについて 

 左上写真Eの駐車場から中央上写真Fの衛士見張所に行くまでの間(駐車場側にあり通路は舗装されている)にあり、左上写真Kのようにトイレのスロープがあります。このスロープは、私の腕力で精一杯でしたので勾配は1/12以上あると想像します。介助者がいたほうが安全と思われます。右上写真Lはトイレ内です。壁側にL字型手すり、その反対側に水平可動式の手すりが設置されていました。

平成21年 8月 下旬 現在 

 

皇大神宮の内宮 / 豊受大神宮の外宮 / 神宮美術館(伊勢市)

おかげ横丁 / 伊勢パールピアホテル(伊勢市) 

ミキモト真珠島 / 扇野の宿 扇芳閣(鳥羽市)

 

東海編

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