札幌サンプラザホテル

札幌サンプラザ

SAPPORO SUNPLAZA　


Ａ、外観	Ｂ、玄関スロープ	Ｃ、身体障害者用ツイン	Ｄ、消灯台と非常用ボタン

　概要と感想　

　約一ヶ月前に「さっぽろ雪まつり（2/5～2/11）」に行くための休みがとれるのが分かった。さあ、それからホテル探しであります。以前、友人からこの期間中は旅行会社がホテルの部屋を押さえているため直接ホテルに電話しても満室であると言われると教えられたことがある。しかしながら、旅行会社に依頼してもsenninさんが思うような車椅子対応のホテルを確保してくれるかどうか不安ですし、旅行会社の返事を待つより自分でどういう部屋が望みなのか直接伝えて部屋を確保したいと思った。まずは会場に近そうなホテルに電話するのですが、車椅子対応の部屋があるホテルにしても有名な大きめのホテルにしても「雪まつり」期間中は満室でありますという言葉が返ってくる。想像していた通りの返事である。少しづつエリアを広げて行くのですが、どこもかしこも返事は同じようなものです。たまに良心的なホテルでは一日おいて部屋を用意できるかどうか連絡しますと言ってくれたところもありますが、よく聞いてみると部屋内の浴室へのドアの幅が狭いとのこと、折角言ってくださったのですが断念致しました。半ば諦めかけていたのですが、連泊のうち一日だけ車椅子対応の部屋にはならないということでしたが、運良く「札幌サンプラザ」が宿泊日程に応じてくれました。このホテルはそういう意味では穴場かもしれません。
　それにしても、飛行機のチケットのほうも後２席だなんて、なんとラッキーだったのでしょうか＼(^o^)／

　このホテルは札幌駅から、地下鉄南北線で３つ目の「北２４条駅」で下車し、徒歩で２・３分のところにあります。一駅でも地下鉄に乗るならば、一つも三つも時間にして数分ぐらいの差でありますので、さほど気にならないsenninさんです(^o^)　札幌の地下鉄は整備されているようで、「北２４条駅」にもエレベーターが設置されておりました。車椅子でも利用できるのです。しかしながら、冬場の雪が積もっている期間中は少し事情が変わってきます。「北２４条」駅からホテルまでのほんの少しの距離でも、雪道の上を車椅子で走行するのは、介助し慣れたパートナーでさえ一日目にして疲れてしまったようです。無理をせず札幌駅からホテルまでタクシーに乗ったほうがいいかもしれません。

　さて、左上写真Ａのようにホテルの玄関前に雪ダルマが作られており、中央上写真Ｂのようにスロープががあり玄関周りの通り道には雪はなかった。ホテルの館内はフラットで、フロントの受付の女性は半袖のブラウスにベストを着て迎えてくれた。ダウンジャケットを着ている自分達はいったいなんなんだとカルチャーショックでんがな。もう随分前になるが、北海道の友人が東京は寒い！北海道の外は寒いけど住宅内は暖かいよ、と言っていたのを思い出した。余談ではあるが、後日タクシーに乗った時に、２４時間暖房器具は付けたままにしておくと言っていた。一度スイッチを切ると部屋が暖かくなるまで暖房器具に力がいってしまいよけい暖房費がかかってしまう、２４時間付けっぱなしにしているのと同じぐらいの暖房費であるとのこと、暖房費を稼ぐために働いているようなものだと運転手さんが笑いながら言っていた。雪国には雪国の暮らし方があるものだと教えられた。
　そのような事情もあるのでしょうか、ホテルの館内でもコートや防寒具を着ていると暑いぐらいなんですよね。
　中央上写真Ｃはsenninさんが宿泊した部屋６１５号室のベッドルームでありますが、障害者用ツインとして宿泊料金もリーズナブルでした。部屋内はわりと広めで入口からの通路も車椅子で通れる充分な幅があります。右上写真Ｄのように消灯台の上に非常用の押しボタンもありましたので、身体の調子が悪くなったり何か介助を必要とする場合に安心かもしれませんね。
　左下写真Ｅは浴室の洗い場でありますが、車椅子のステップが入れられより接近できるように、下のほうが空いておりました。洗い場から中央下写真Ｆのような浴槽に続いております。中央下写真Ｇは、６１５号室の便器と手すりです。
　右下写真Ｈは、１階フロント近くにある車椅子対応のトイレであります。

　宿泊料金がほんとにリーズナブルなので、夏場は地下鉄やＪＲを使って北海道の旅を楽しむためのホテルとして最適だと思いますし、冬場、雪が積もって道路事情が悪く車椅子で走行しにくいにしても、札幌駅北口辺りからホテルまでのタクシー代（片道約千円）を加算しても、まだ他の宿泊施設よりお得なのではないかと思ったりしています。