林源十郎商店記念室

林源十郎商店

HAYASHI GENJURO
SHOTEN


Ａ、外観	Ｂ、入口

　概要と感想　

　ＪＲ倉敷駅南口からアーケードがある商店街に入り、「えびす商店街」を抜けて「倉敷本通り商店街」沿いに、左上写真Ａの３階建の「林源十郎商店」があります。この建物の１階にエレベータがあり、車いす利用者も３階まで上がることが可能です。この建物は「衣食住のデザインマーケット」として1階には生活雑貨で紙・布・木・ガラス等素材の特性を生かした品物が陳列されています。
　2階には「林源十郎商店記念室」があり、地域の健康と福祉に奉仕した「薬屋」として「林源十郎商店」の誕生からその歩みを、貴重な記録や記念の品や写真等を展示しています。
　2階には様々なデザインの椅子が展示してあり、デザインに興味がある私などは椅子の流行の歴史を見ているようで嬉しくなりました。特にインテリアコーディネーターになりたい方は椅子のデザインの勉強になると思います。

　３階は喫茶室があり、セルフで素朴な雰囲気がとっても懐かしく感じるところでありました。段差を乗り越える（歩ける方）ことができるなら、３階の屋外スペースに出て美観地区を眺めることも可能だと思います。

　左上写真Ａの建物に隣接して、右上写真Ｂの入口があります。入口を入って奥に「achimachi・創作イタリアン」の玄関が見えております。店内の醸し出す雰囲気が和風のようなのですが、料理が和風イタリアンのようなそれでいて何とも不思議に落着ける店でありました。通路幅・部屋入口幅との関係のスペースは広くはありませんが、「車いす操作の仕方」を参考していただければ可能だと思っています。

　敷地内には、他にピザ・レストランやジーンズのお店が２軒あります。特に「inBlue 」のデニムスーツやシャツの生地を触ってみますと上質でジーンズ生地と思えないくらいお洒落に仕上がっているように感じました。

　美観地区とその周辺はいつ行っても新しい発見があるのですが、衣食住のデザインマーケット「林源十郎商店」もまた倉敷「美観地区」のランドマークとして楽しめるお店のようです。