A.、リーフレット::右側:表紙、左側:略歴、個展、国際展 | B.、内側::右側:出展絵画、左側:ネオ-ジャポニスム〜魂の響き〜 |
ここ3年ほど、新型コロナウィルスの感染が世界的に広がり、私達の日常生活にも大きく影響しました。日本の政府は、感染法上の分類を令和5年5月8日から「5類感染症」とし、季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げました。行政側は、個人の選択の自由を尊重し、自主的な取り組みを臨んでいるようです。
日本でも、マスクの着用は個人の自由となり、令和5年の8月の東京駅の混雑した駅構内やホームでもマスクの着用は6割ぐらいに見えました。私自身は、コロナ感染から自分の身を守りたいという気持ちが強いですので、不特定多数の人が集まる混雑した場所では、マスクを着用するようにしています。
さて、パリのギャラリーでは、左下のギャラリー内の写真を見るかぎりマスク着用の人がいません。これは、考え方の違いか、パリ市内では、もうコロナ感染をさほど心配する必要はないということでしょうか。
周りに感染者がいなければ、マスクを着用する必要性はないのですが、新型コロナウィルス収束あけということもありますから、無事に個展を催し終了することができて何よりだと思っております。
富岡静男氏は、海外の国際展に作品を出展し受賞して来ましたが、下記の受賞一覧でも分かりますように、特にフランスやイタリアでの受賞が多いということで、ギャラリーのオーナー(イタリア文化協会会長)のお誘いもあり今回の個展となったように聞いています。
上写真は、令和5年4月に、富岡静男氏がパリで個展を催した時のリーフレットであります。富岡静男氏の思いが詰まった作品をず〜〜っとず〜〜っと眺めていたい気持ちになります。縮小したリーフレット上の作品でこれなのですから、実物の絵画を観てしまったら立ち止まって動けなくなるかもしれません。
日本人が海外で高い評価を得ているというのは大変嬉しいことであり、誇りに思っております。才能がある方は、芸術・スポーツ他ジャンルを問わず、ぜひ海外で挑戦し、活躍してもらいたいと思っています。
左上写真Aは、今回の個展のリーフレットでありますが、たぶん中央で折って配布していると考えています。右側が表紙だと思います。左側は裏表紙となるのでしょうか、富岡静男氏の略歴・主な個展・主な国際展等が記述されています。
和訳したものを送ってくださったので記述しておきます。
■略歴
1937年、香川県高松市に生まれる。
会社員として働きながら独学で絵を描き、1997年の退職を機に画業に専念する。
1997年以降は具象画から抽象画に移行し、人間の精神に内在する複合的感情や心理的衝動を表現する。
画材を直接キャンパスに流し込む描写法やドリッピングというアクション・ペインティングから生み出されるその画面は抽象的な言語を発生させ、人々の心に訴え語り続けている。
日本国内での個展14回。西洋諸国はじめ、中国、エジプトなど国際展への出展および受賞歴多数。
2023年4月には念願のパリ個展を実現し、益々注目を集めている。
■主な個展(全15回)
2023 Espace Sorbonne 4 / パリ
2014 ギャラリーMON / 香川県高松市
2008 Garllery Art Point / 東京
2007 Garllery Art Point / 東京
■主な国際展
2018 ジャパン アート フェスティバル / 「イタリア芸術最高金賞」 / トリノ,イタリア
2016 日伊国交樹立 150 周年記念 古代都市ブリンディジ創世芸術祭/大賞受賞 / イタリア
2004 日仏国際芸術祭 / 「黄金の精神賞」 「コートダジュール国際芸術賞」受賞 / フランス
2003 フランス美の革命展 / 「グランプリ賞」 「トリコロール芸術平和賞」受賞 / カルーゼル・ドウ・ルーブル , パリ
2001 EXPO ARTEC 21 日仏美術の威信 / 「絶対的創造賞」受賞 / リュクサンブル宮オランジュリー , パリ
右上写真Bは、リーフレットの内側であります。右側は、今回出展された絵画で、左側は「ネオ-ジャポニスム〜魂の響き〜」として富岡静男氏の思いを綴ったものです。
◇Neo-Japonism 〜魂の響き〜
私の人生 何だろう
ピカソの 「ゲルニカ」 死の世界
私も同じ体験を
夜の空から焼夷弾
バラバラ降って道も燃え
片手両足ない死体
踏み越え踏み越え裸足の足で
蛙道歩けばバシバシと
空から射撃で
とっさに田んぼに飛び込んだ
突然カエルと顔合わせ
死んだと思ったら生きていた
大戦終わり これからの
私の目的何だろう
死ぬまで生きると頑張って
命と魂 描き込み
それから今まで八十余年・・・
左下写真Cは、上記の「主な個展」で記述がありますパリのギャラリー「Espace Sorbonne 4」だと思います。
「Google Map」によって、ギャラリーがパリのどの辺りにあるのか確認することが出来ました。
パリ市庁舎側の方から、セーヌ川にかかるアルコル橋を渡りシテ島に行きますと、大変有名な「ノートルダム大聖堂」があります。ギャラリー「Espace
Sorbonne 4」に行く前に、「ノートルダム大聖堂」を訪れるのも良いかなと、行き方を説明しました。
ギャラリー「Espace Sorbonne 4」は、パリ市庁舎側の方からでしたら、「ノートルダム橋」を渡りシテ島へ、そのままシテ通りを進み「プティ・ポン橋」を渡ってシテ島をあとにします。そのまま進みますとソルボンヌ大学天文台がありますが、ここまで来ると行き過ぎなので交差点まで引き返し、ソルボンヌ通りの方へ行くとギャラリー「Espace
Sorbonne 4」が見えて来ると思います。
左下写真Cで分かりますように、パリの個展では演奏会もあるようです。生演奏を聴きながら、絵画を鑑賞できるなんてお洒落ですね。
大盛況ぶりが、写真から分かると思います。
右下写真Dは、ソルボンヌ通り沿いにあるギャラリー「Espace Sorbonne 4」です。ギャラリーのショーウインドーもお洒落ですね。
約20年前にパリに行ったことがありますが、その時も歩道沿いに路上駐車しているのをよく見かけました。ソルボンヌ通りは一方通行のようですが、並んでいる車は信号待ちなのか路上駐車しているのか、なんて少し気になったりします。
私は、シャンゼリゼ通りやルーブル美術館側ばかりを散策しましたが、セーヌ川を隔てて反対側はオルセー美術館とエッフェル塔ぐらいだったでしょうか。もしも、次回訪問することがありましたら、モンパルナスやソルボンヌ大学周辺等も散策したいと思っています。
C、.個展で演奏会 | D、ソルボンヌ通り沿いのギャラリー「Espace Sorbonne 4」 |
令和5年10月には、3年振りにスイスのチューリヒで開催される「世界アートフェア2023」に出展する予定だと聞きました。
上記の富岡静男氏の略歴の紹介で、「1997年以降は具象画から抽象画に移行」という記述があります。
具象画とは、具体的に意味が分かるものを描いた絵画で、風景・人物・果実等描かれているものが分かる絵画だと思います。
抽象画は、何が描かれているのか具体的に分からない絵画ですが、第一印象として抽象画の方が理解し難い場合が多いのではないかと感じています。
「世界アートフェア2023」に出展する予定の抽象画の4枚の写真を携帯電話に送信してくれたのですが、写真だけでは何を描いたものか分からないので、題名も教えてもらいました。
題名を教えてもらっても、なかなか富岡静男氏の精神世界に浸ることが難しいのですが、かといって目を逸らしてまったく観たくないかといえば、また観たくなる。
ここが富岡静男氏の描く絵画の魅力かもしれません。
私は、具象画の絵画も、抽象画の絵画もどちらも好きです。
ただ、私が特定の絵画を好きになるかどうかは、ず〜っと観ていて飽きないとか、私の心を惹きつける力があるかどうかだと思っています。
各個人の感性で、好き嫌いを勝手に決めて良い世界だと思っています。
絵を描くという行為は、大変体力がいるものだと聞いたことがあります。富岡静男氏は、85歳を過ぎても、絵を描くことに意欲を持ち続け、精力的に作品を出展しておられます。
今年の夏は、特に猛暑日が続き熱中症で亡くなったり、救急車で病院に搬送というニュースが流れたりしています。
くれぐれも、お身体をご自愛して、日々過ごされますよう願っております。
※上写真のリーフレット及びギャラリー内外の写真は、富岡静男氏の承諾を得て掲載しております。
令和5年 9月中旬 現在
香川県高松市出身の画家。香川県美術家協会会員。
サロン・ド・ロートレック正会員、仏日芸術親善大使、ルーブル・ロイヤルアカデミー認定作家(フランス)、ヌーベル・ルネッサンス芸術評議会認定作家(フランス)、ヴェネチア国際芸術協会認定作家(イタリア)
「こころ」を描くというのは大変難しいことですし、ややもすると理解しがたい世界のように思われがちですが、富岡氏の作品は国内だけでなく海外でも高い評価を得ているようです。心で感じるというのは世界共通のことのようです。
ここでは海外についてのみの受賞や出展を紹介します。
2001年
ネオジャポニズムフェスティバル展「日仏文化交流芸術賞」受賞 (仏・ツウルーズ市)
「ロートレック芸術大賞」受賞 (仏・アルビ市) (サロン・ド・ロートレック正会員に認定される)
EXPO ARTEC21展「絶対的創造賞」受賞 (仏・パリ市・オランジュリー美術館)
バトリヨ邸芸術大展「アントニオ・ガウディ芸術大賞」受賞 (スペイン・バルセロナ市)
「アントニオ・ガウディ芸術大賞」・「ACEA バルセロナ国際サロン賞」受賞 (スペイン・バルセロナ市)
2002年
Kunstathetik2002展 「オーストリア・日本文化芸術史偉業賞」受賞 (オーストリア・ウィーン市)
La meraviglia展 「メラヴィリア国際金賞」 (イタリア・ヴェネツィア市)
2003年
フランス・パリ・美の革命展 IN ルーブル 「カルゼル・ルーブルグランプリ」・「トリコロール芸術平和賞」ダブル受賞 (仏・パリ市)
「国際アートフェア・ゲント・ベルギー2003」出展 (ベルギー・ゲント市)
2004年
アートオリンピックinアテネ 「銀メダル」・「アクシード ジ アポロ賞」受賞」 (ギリシャ・アテネ市)
2004カンヌ国際芸術祭 「黄金の精神賞」・「コートダジュール国際芸術賞」受賞 (仏・カンヌ市)
2005年
「大世界イデア美術賞」受賞」 (イタリア・ヴェネチア)
「ハプスブルグ芸術美学賞」受賞 (オーストリア・ウィーン)
2006年
「美の軌跡展芸術賞」受賞」 (エジプト・ムハムード カリール美術館)
「北京国際芸術博覧会銀奨」受賞」 (北京・中国国際貿易センター)
「ヴァチカン市国・クリスマスアートフェア」出展」 (ヴァチカン市・国立ガレリア デ アルテ)
「ニューヨーク芸術祭」出展」 (ニューヨーク市メトロポリタン パビリオン)
2008年
日仏修好150周年「ブロワ日仏芸術祭」出展」 (フランス・ロワール市)
2009年
「メラヴィリア伊日美の饗宴」出展予定」 (10月・イタリア・ファルセッティ宮殿)
※下記のSANUKI・TV(さぬき・TV)にて、インタビューの様子を動画で観ることができます。
富岡静男展(場所:高松市朝日町 ギャラリー MON)
(2009/6/10):インターネットテレビ SANUKI・TV(さぬき・TV)にて
「可能性への挑戦 01」:絵画への思いと独創性について。フランスの美術月刊誌「UNINERS
DES ARTS 3月号(2009)」に掲載されました。
「可能性への挑戦 02」:作品の紹介と海外での評価について
※「富岡静男・小品展」が下記の「ティー ギャラリー モネ」で現在開催中(2009年6/2〜6/30)であります。
平成21年 6月 中旬現在
2016年
「古代都市ブリンディジ創世芸術祭大賞」 (イタリア)
2016年3月18日〜19日にイタリア共和国の古代都市ブリンディジで開催された「古代都市ブリンディジ創世芸術祭〜街道の女王に導かれし日伊の使者たち〜」において、富岡静男氏が「古代都市ブリンディジ創世芸術祭大賞」を受賞されたとのこと。誠におめでとうございます。
日本人が海外で認められるというのは本当に嬉しいことであります。それも日伊国交樹立150周年記念で、世界に誇る芸術家を輩出している芸術の国イタリアで、日本人画家が認められることは本当に嬉しいことです。
日伊国交樹立150周年記念「古代ブリンディジ創世芸術祭」http://www.myy-com.net/ex27/index.html
平成28年12月 下旬現在
2018年
「イタリア芸術最高金賞」 (ジャパンアートフェスティバル イン トリノ 2018)
2020年
「モナコ・日本芸術の架け橋賞」 (第14回 モナコ・日本芸術祭 2020)
「ミラノ国際芸術賞」 (第1回 ミラノ・ジャパンアートコレクション)
令和 3年 7月 下旬現在