交通
TRAFFIC
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RER/メトロのエレベーター |
改札口 |
切符の自動販売機 |
概要と感想
パリのシャンゼリゼ通りやオスマン通りなどの幅の広い車道には、歩道もゆったりと幅の広いのであります。歩道では左下写真のゴミ袋をよく見かけます。たまに中央下の缶を捨てる?タンクのような物を見かけたりもしました。車道を横断する時などに、歩道から車道に出る時に段差がありますので、senninの「車椅子操作の仕方」を介助者がマスターして克服してください。散策する距離が長いと、車椅子操作に慣れているパートナーでさえも夕方頃には腕が疲れてしまい翌日筋肉痛に悩んだりしましたので、シップ薬を持って行ったほうが良いでしょう。パリの街中では、なかなかお一人での移動は大変だと思いますし、移動する距離によっては介助者も体力を必要とするでしょう。また、比較的幅が広い車道には右下のように車を駐車しているのを見かけました。
散策の仕方といたしまして、徒歩(車椅子)だけでなくメトロ(地下鉄)・バス・タクシーの利用などがあるわけですが、14号線のメトロは車椅子対応になっているそうですが、今回はメトロを利用していないので未確認です。また、車椅子で利用できるバスもあるようですが、台数が少なくバスがどこに行くか分からないので利用していません。今回は、主に徒歩(車椅子)とタクシーで散策して来ました。パリの街はちょうどJR山手線の内側ぐらいだそうですが、その日の第一の目的地にタクシーで行き、帰りは徒歩といったぐあいです。
◎道に迷ったら
senninは初めてのパリで、地図と磁石を持っていたのですが道に迷うこともありました。そういう時には、パリに暮らしていそうな老婦人を見つけては道を地図を見せながら尋ねるのです。まず、「ボンジュール」と挨拶をして、相手が立ち止まってくれたら地図を見せて行きたい場所を指差します。相手が場所(道)を知っていれば、あそこの道を行きなさいとかだいたいの方角を手を使って示してくれるものです。そして、「メルシー、マダム」と言って別れるのです。
◎メトロ(地下鉄)
左上の写真はエレベーターの乗り口で、RERとメトロの標識がありましたので両方利用できるのでしょう。エレベーターがあるくらいなのだからと、senninも利用できるのを期待してこのエレベーターに乗って地下に降りてみました。中央上の写真は改札口で、駅員は見当たらず自動の改札口でした。車椅子は通れないでしょうね。右上の写真は切符の自販機ですが、senninの前にいた白人の旅行者達も表示が分かり辛かったのだろうか諦めてエレベーターで上がってしまった。近づいて見ると、確かにチンプンカンプンであった。勉強不足(^_^;)
◎タクシ−
senninの住んでいる街のタクシーはガソリンではなくガスで走っております。ですから専用のガスボンベをトランクに積んでいるのであります。パリで空港とホテル間の「送迎付き」プランにしたのも、スーツケースやバッグとともに車椅子をタクシーのトランクにすべて積むことができるかどうか心配だったからです。
パリのタクシーはガソリンで走っていてフォルクスワーゲンのステーションワゴン(座席の位置が高かった)や普通車のセダンなど、日本のようにタクシーは普通車のセダンというおきまりの感じではないようでした。senninはベンツのセダンタイプのタクシーが乗り心地良いように感じました。
タクシーは日本のように道路脇で手を上げれば停まってくれるというものではありません。ホテルや店でタクシーを呼んでもらうと、これが来るまでにけっこう時間がかかり既にメーターが上がっているのです(T_T)。街中のタクシー乗り場では、いくら待ってもタクシーの来ない場所がありますし、逆に来やすい場所もあるようです。一度タクシー乗り場で待っていましたら、中年のご婦人があちらのほうがいいですよと教えてくれました。なるほど数台並んでおり、ほんの百メートルぐらいで違うものなんですよ。タクシー乗り場から乗ると料金が本当に安くつくと感じました。
車椅子で乗車しようとすると、ドライバーはあまりいい顔はしません。車椅子はパートナーが積みこむのですが、ドライバーの皆さんは積極的に手を貸そうというのではなく(日本製の車椅子の取り扱い方を知らないせいかもしれません)渋々にというところでしょうか。しかしながら、降りる時にチップを含めて先に支払いを済ますと、これがまた現金なもので積極的にトランクから車椅子をおろしはじめ、別れ際には「さよなら」と日本語まで飛び出してしまうドライバーもいました。フランス人ドライバーが日本語を話すのを聞いて驚いたりしたものです。
senninが乗った限りでは、ドライバーのなかにもパリの地理にうとい人もいますので、場所を書いたものや地図を予め用意していつでも出せるようにしておいたほうが良いでしょう。
※ガイドさんから聞いた話ですが、原則的にパリ市内のタクシーはパリ市街でしか営業で走れないそうで、例えばパリ校外のヴェルサイユにタクシーを使って行く場合、パリのどこからか(例えば、宿泊しているホテル)からヴェルサイユまでのタクシー料金を支払うとともに、ヴェルサイユから誰も乗せられないので帰りのタクシー料金まで保証してやらなければならない。結局、片道しか乗らないにしても往復のタクシー料金を支払うことになるということらしい。
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歩道にあるゴミ袋 |
缶の捨て場所? |
道路に駐車している車 |
平成14年7月上旬 現在