高山グリーンホテル

TAKAYAMA GREEN HOTEL 

 

A、外観 B、9階レストランからの町並み C、飛騨物産館 D、1階身障者用トイレ(緑亭前)

 概要と感想 

 左上写真Aの「高山グリーンホテル」は国道158号線沿いにあり、JR高山駅からは南西に位置する。高山のホテルのなかでもバリアフリーに力を入れているホテルであると感じています。随分前になりますがパンフレットを請求したときに、ホテルの通常のパンフレットとともにユニバーサルルームに改修するための基本計画とともにその平面図まで同封されていた。というのも高山市が薦める「バリアフリーの観光地づくり」の一環として、既存の客室を改造してユニバーサルルームを新設したということで、平成13年11月28日に行われた「全国ノーマライゼーション推進高山会議」のモデルルームとして公開されたということもあったからだろうか。某雑誌でも紹介されていましたので、どのようなホテルであろうか今回宿泊してみたいと思ったわけです。
 駐車場から玄関を入って下記の客室までほぼフラットです。中央上写真Cは、飛騨物産館で土産などを販売しています。ここは割りとスペースが広く、私が宿泊した夜には「ビンゴ大会」が催され大変賑わいました。この飛騨物産館の二階は画廊になっているようですが、階段だったのでsenninさんは観賞できていません。この飛騨物産館で、手焼きせんべいの実演をNさんがしていましたので、焼きたてのせんべいを一枚購入してその場で食しました。やっぱり出来立ての手焼きせんべいは美味い\(^o^)/ 同じような種類のせんべいは高山市内で多く見かけますが、機械焼もあると聞きます。手焼ですと表示がありまして、今回は「三駒屋」のNさんの印鑑が押してありました。(地方発送あり。グリーンホテル特産館内)
 中央写真Bは、朝食時に9階のレストラン「サミット」から撮影した高山市内なのですが、天候が良くなくて少し暗い感じですね。残念でなりません。ここでの朝食はセルフサービスのバイキングなのですが、車いすでセルフが困難でしたので係りの方に適当にチョイスしてもらって運んでもらいました。今回の高山・白川郷など旅の最後に宿泊したのですが、バリアフリーに対しての設備が整備されていましたので居心地が良く疲れを癒すことができました。
 
 右上写真Dは、一階にある日本料理「緑亭」の近くにあった身障者用トイレであります。
 日本料理「緑亭」は日本庭園を観賞しながら料理を楽しむことができます。

 高山グリーンホテル天領閣 

住 所 : 岐阜県高山市西之一色2−180 

電 話 : 0577-33-5500

FAX : 0577-32-4434 

URL : http://www.takayama-gh.com/  

身障者用トイレ : 1階に日本料理「緑亭」前にあり。 

交 通 : JR高山駅から徒歩約8分。 

 

ユニバーサルルーム415号室

E、ベッドルーム F、ベッドルームの応接セット G、和室 H、モニター付きドアホン

 概要と感想 

 前に述べたようにパンフを送ってもらった時に平面図が同封されていたわけですが、ユニバーサルルームはこの部屋一室ではないらしく415号室はその平面図とは少し違った同じ間取りになっていました。やや415号室のほうが広めではないかと思います。
 この415号室はいろいろな配慮や工夫がなされた部屋で、左上写真Eのベッド・中央上写真Fの応接セット・左下写真Iの洗面台と中央下写真Jのトイレの部屋(左下写真Iのようにドアがあり外開き戸になっています。)と中央下写真Kの浴室そして中央上写真Gの和室からなっています。部屋内はほぼフラット(敷居段差数ミリ)ですが、中央上写真Gで分かるように和室に入るときには段差があります。
 まず廊下から415号室に入るのに、左下写真Iの左側に縦に長めの取っ手が付いていてドアは内開き戸になっています。この形状の取っ手のドアは珍しいですが、使用し易いですね。部屋内の間口は車いすが通過できる幅員がありました。右上写真Hは、モニター付きのドアホンで、その下にあるスイッチは大きめなものを採用しており、その隣のコントロールスイッチなどの高さも車いすで利用できるようにやや低めにしてありました。
 中央下写真Jの便器はウォシュレットタイプで、写真で分かるように壁側にL字型手すり、その反対側に上下可動式の手すりが設置されていました。浴室はユニットバスですが、車いす利用者のsenninとしては浴槽のなかに入るのは難しいと判断しましたので、浴室用のいすを持ってきてほしいと頼みましたら中央下写真Kのイスを置いてくれていました。今回はシャワー浴のみにしました。
 また、右下写真Lのように、便器の前には洗面台がありますし写真右側のように収納可能なイス(介助者が見守るためのイスでもあると推測しています)がありました。(写真はイスを組み立てた後の写真です)

 この部屋はベッドと和室を使用すれば4〜5人宿泊できるようです。家族又は友人同士、多人数で宿泊したほうが料金が下がり経済的だと思います。部屋に入ってソファやベッドでゆっくりするもよし畳の上で寝転ぶのもよし、自分達の好きなスタイルで過ごすことができるようです。部屋の中はほぼフラットで、要所要所に手すりが設置されているので少し歩行可能な高齢者や半身麻痺のある障害者にとっては最適な部屋ではないかと感じています。

I、洗面台 J、便器と浴室 K、浴室用イス L、右側にイスと洗面台

 

平成15年 8月下旬現在 

 

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