A、正門 | B、合掌造り | C、水車 |
荻町合掌造り集落のであいの館側に、「合掌造り民家園」があります。左上写真Aは民家園の正門ですが、藁葺きの門を入るとなかに中央上写真Bのように25棟(県重文9棟含)の合掌造りがあるようです。しかしながら、ここは野外博物館ですので、人は暮らしてはいません。ここでは少し前の暮らしのスタイルを覗いて、この土地の風土や木の文化やユイという共同作業が生活にどのようにかかわっているかを学ぶところかもしれない。
たとえば白川郷の地形風土の特徴から、強い風を三角形の妻面で受けることから、建物はほぼ同じ方向を向いていることを皆さんは知っていましたか。そういえば、展望台から観る合掌造りはほぼ同じ方向に屋根がありますね。
それから手仕事のための民具を展示していたり、そば打ち・機織り・陶芸・草木染めの体験(予約が必要)ができるようです。古きライフスタイルに接するにはもってこいの場所だと思います。
デジカメでは、容量の大きい記憶媒体を入れておけば、さほど枚数など気にしなくてもバシバシ写真撮影できていたのですが、なんとここに来て容量がいっぱいになってしまったのです。電池切れはあっても容量がいっぱいというのは初めてであります。
しかたないので、見学に専念するわけですが、ここは坂道が多いのです。古いスタイルですので勿論舗装などはされていません。車いす操作のためにパートナーも大変疲れるだろうと思うのですが、こういう時「手伝いましょうか」という声を掛けてくれるのは、その気持ちだけでも嬉しいものであります。ご婦人方の厚意を有難いと思いつつもも、自分達でなんとかクリアしました。この民家園を車いすで一回りしようと思ったら、少し疲れることを覚悟したほうがよいようです。車いす利用者も介助者も。
最後に木曽馬が放牧されていて、傍にいた世話人でしょうか、とりとめのない世間話をしてきました。最初の頃は疲れたような気がしますが、木曽馬が放牧されている場所まで一回りして来て一休みすると、なにやら穏やかな時を過ごしたような気がします。古き日本の文化に触れてみるのいいものですよ。
住 所 : 岐阜県大野郡白川村大字荻町2499番地
電 話 : 05769-6-1231
FAX : 05769-6-1830
休園日 : 4月〜11月/無休、12月〜3月/木曜日休園(ただし木曜日が祝日のときは前日)、年末年始オープン。
営業時間: AM8:40〜PM5:00(4・5・6・7・9・10・11月)
AM8:00〜PM5:30(8月)
AM9:00〜PM4:00(1・2・3・12月)入園受付は20分まで。
身障者用トイレ : 不明。
交 通 : 車では、東海北陸自動車道の「荘川IC」を降りて国道156号線で白川郷まで。東名高速道路の「一宮IC」から白川郷まで約2時間半。
平成15年 8月下旬現在
高山別院寺宝館 / 高山屋台会館 / 獅子会館 / 飛騨国分寺