散策その一(1)
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オペラ座 |
カプシーヌ通り |
マドレーヌ教会 | サン・トーギュスタン教会 |
今日はパリ散策の初日であります。計画では別の場所から出発する予定でしたが、ホテルの部屋のことで相談しなければならないこともあって仕方なくオペラ通りからの出発となりました。しかしながら、予定は未定と臨機応変にその時の事情に応じて変えて行かなければなりません。パリの事情がまだ分かりませんから、まずはぶらぶらと気の向くままに歩いて(車椅子で移動して)みることにしました。
オペラ通りを、上写真のオペラ座(オペラ・ガルニエ)に向かって歩くのですが、雨がポツポツと降り出したのでエールフランスの近くにある雑貨屋に雨宿りがわりに入ってみました。それがたまたま女性の日本人オーナーがやっている店で、以前「ニッコー・ド・パリ」(現在はノボテル・パリ・トゥール・エッフェル)に店舗を構えていたということでした。たまたま入った店で早速日本語で話ができるとは思いませんでした。少し図々しいとは思ったのですが、小額の買い物に対して50ユーロのT/Cでいいでしょうかと尋ねたら、女性オーナーが気のいい人で現金の持ち合わせがあるからとOKしてくれました。こういうのってけっこう助かるんですよね。お店側は迷惑でしょうから、ここだけの内緒話にしておいてくださいね。
上写真のオペラ座に向かって左に曲がると上写真のカプシーヌ通りとなります。雨で歩道が濡れているのが分かるでしょ。パリでは7月でも雨が降ると急に冷え込んできます。そうするとsenninなどは心配になってくるのです。何が? このカプシーヌ通りに入るとすぐに「パリ三越」があります。日本では多くのデパートに車椅子用のトイレがありますので、勿論「三越」の数店舗でも車椅子用のトイレを利用したことがありましたので、ここの「パリ三越」にもと期待して入ってみました。しかしながら、残念なことに一般用のトイレしかなく、それもエレベーターはなく階段があるだけでした。こちらが困惑していると、三越の若い男性社員が積極的に4人掛かりで2階まで上げてくれたのです。2階の紳士用トイレには洋式の便器はありましたが、車椅子からの移乗はできません。でも、トイレ自体を個室にさせてもらえれば大丈夫な用意をして来ましたので、無事用をたすことができました。ほっと、一安心なのであります。帰りも男性社員4人で、階段を降ろしてくれました。
心配事がなくなると急に食欲が湧いてくるから人間とはおかしなものです。雨もちょうど止んでおりました。上写真のカプシーヌ通りにも何軒かカフェがあるのですが、その中の1軒に入りました。カフェの通路は狭いながらも探せば車椅子でも席は見つかるものです。但し、介助者は車椅子操作の「レストランにて」をマスターしておいてください。昼食時になるとテーブルに紙が敷かれてセッティングされています。注文は、簡単にサンドウィッチ2つ(違う種類の物)とコーラとビールを注文したように記憶しています。食べ終わった後に、テーブルでチップを含めたお金を係りのウェイターに渡して出て行くのです。
上写真のマドレーヌ教会を観ながらBd.Malesherbesを行けば、上写真のサン・トーギュスタン教会を観ることができます。今日は、パリの街中を散歩することが目的ですから、遠くから観るだけで良いのです。
上写真のサン・トーギュスタン教会からオスマン通りに入って行きます。
散策その一(2)
平成14年7月上旬 現在
※散策その一(赤線)・散策その二(黄緑線)・散策その三(青線)
オペラ座〜マドレーヌ教会〜サン・トーギュスタン教会〜凱旋門〜シャンゼリゼ大通り〜コンコルド広場〜パリ市庁舎
シャン・ド・マルス公園〜ドゥピー橋〜自由の炎〜プティ・パレとシャンゼリゼ通り〜アルマ広場とエリゼ宮前の通り
パッシ通り〜イエナ橋近辺〜シャン・ド・マルス公園(平和の壁)〜アンヴァリッド〜サン・ジェルマン・ロクセロア教会