散策その三(5)
|
|
|
Aバァノー通り |
Bフランス学士院 |
Cサン・ジェルマン・ロクセロワ教会 |
バビロヌ通りを入った辺りから、まあどこかに行きつくだろうという楽観的な気持ちから、どこまで歩いたらセーヌ川の方に出るのだろうかというやや不安がよぎって来ました。地図を見ても現在バビロヌ通りを進んでいるなんて、その時には分かりませんでした。小さい字で仏語で書かれていても分かりませんでしたし、雑誌に付いてあった日本語のマップをコピーしたのを見てもちょうどこの辺りはなかったりするのです。磁石を見ても迷うほどの方向音痴のsenninになっていました。かと言って道を尋ねるような人も見当たらなかったのですが、そこへ買い物帰り風の高齢のご婦人が向こうからやって来るではないですか。ここは道を聞くしかないでしょう。「パルドン、マダム」と言ったら立ち止まってくれたのでほっとしました。地図を出してセーヌ川を指差したと思うのですが、後何を言ったかは焦っていましたし詳細には覚えていません。ただこちらが道に迷っていてセーヌ川に出たいということは理解したらしく、来た道を引き返して右に曲がるように腕を使って教えてくれました。というふうに受け取りましたと言ったほうが正確ですね。「メルシー、マダム」と礼を言って、来た道を引き返していましたら、ご婦人も同じ方向で先に歩いていたのですが、立ち止まって腕を振り上げて左上写真Aのバノー通りを行きなさいと合図するのです。「メルシー、マダム」とまた礼を言ってマダムと別れました。このバノー通りも後で地図で確認したわけで、その時には半信半疑ではありましたが、とにかく進むしかないのです。それが何とオルセー美術館に隣接する道だったから驚きました。無事セーヌ川に出られたというわけです。
さて、ここからホテルまでの道程は、もう何回か通っているので頭に入っているのです。中央上写真Bは「ポン・デ・ザール」という歩行者専用の橋で、右岸からフランス学士院を写したものです。中央上写真Bで分かるように階段になっていますので、残念ながら車椅子では容易には無理のようです。ルーブル美術館と右上写真Cのサン・ジェルマン・ロクセロワ教会の間の道を通ってホテルに帰りました。
ホテルの近くにある「サントゥスタッシュ教会」の側も数回通りました。「サントゥスタッシュ教会」をクリックしてみてください。
平成14年7月中旬 現在
※散策その一(赤線)・散策その二(黄緑線)・散策その三(青線)
オペラ座〜マドレーヌ教会〜サン・トーギュスタン教会〜凱旋門〜シャンゼリゼ大通り〜コンコルド広場〜パリ市庁舎
シャン・ド・マルス公園〜ドゥピー橋〜自由の炎〜プティ・パレとシャンゼリゼ通り〜アルマ広場とエリゼ宮前の通り
パッシ通り〜イエナ橋近辺〜シャン・ド・マルス公園(平和の壁)〜アンヴァリッド〜サン・ジェルマン・ロクセロア教会