散策その一(5)
|
|
|
|
カフェ |
ポン・ヌフ(トイレ) |
BAZAR HOTEL DE VILLE |
HOTEL DE VILLE(パリ市庁舎) |
ここまで来ると喉が乾いてきたので、左上写真のカフェで一休みするのです。午後5時を過ぎていましたが、「Hotel
de ville」というのはホテルかそれに類するものと想像していたので時間は大丈夫であろうと思っていました。カフェからセーヌ川沿いに移動すると、ポン・ヌフ橋の袂を通ることとなりますが、中央上写真のようにメトロ「ポン・ヌフ」の地下にトイレがあります。車椅子用のトイレはありません。
地図上でみると「Hotel de ville」までもう少しであります。そして、いよいよ目指すところに来たようです、上写真の建物に「HOTEL
DE VILLE」と表示されているのです(BAZAR HOTEL
DE VILLE) 。おーー、やっと着いたか。でも、中に入ってみるとただのショッピングセンターのようで観光案内所などは見当たらないのです。どうも違うような感じがします。よくある勘違いです(^_^;) この辺りを少しウロウロしてsennin特有の鼻をきかせるのです。建物にスロープを見付けましたがドアに鍵がかかっています。その横を見ると階段ではありましたがドアは開いておりました。警備の者らしき人に入りたいと言いましたら、頭を横に振り「ノン、ノン」と言っておりました。そこへ通りかかった二人のご婦人達が何やら警備の者と話してくれたらしく、その後OKと承諾してくれました。たぶん二人のご婦人達が口添えしてくれたのでしょう、パートナーが「メルシー」と言うと笑顔で頷いておりました。さて、ここの階段に座っていたアラブ系の男性に手伝ってもらい二人で上げてもらいました。中に案内所らしきカウンターがあったので、早速聞いてみましたら日本語の車椅子用の観光ガイドブックはないと言われてしまいました。オイオイ、ここまで来てそれはないだろうと日本語で言っても分かりはしません(^_^;) それでも粘っておりますと、奥の方から一冊の本を持って来ました。題名は「Personners
Handicapees」(障害者)という本で仏語で書かれています。本の中身は、治療・進路指導・社会的権利・サービス機関・教養・教育・仕事・住居・日常生活・移動・文化・スポーツ・団体などの項目があり、パリに住む障害者向けにパリ市から発行された本であると思われる。ここでも、車椅子用の観光ガイドブックをもらうことはできなかった。折角ここまで来たのにと拍子抜けしてしまった。先ほどの男性二人に手伝ってもらい階段を降ろしてもらいました。「メルシー」と言って別れるのです。
さてさて、ガッカリするsenninと、そこいら辺りに腰掛けて休むパートナーでありました。後から確認したら右上写真は、地図上では「Hotel
de Ville」となっていたのですが「パリ市庁舎」だったのです。案内所はこの市庁舎のセーヌ川とは反対に位置する通りの場所から入るようになっていました。
帰りはルナール通りにある「ポンピドゥー芸術文化センター」の近くにあるタクシー乗り場からタクシーに乗ってホテルの近くまで帰りました。タクシーに乗ったらちょうど雨の降りが激しくなって来ましたが、タクシーを降りる頃には小降りになっているから運がいいほうだと思ってしまう。
「日本語の車椅子用の観光ガイドブック」は手に入れることは出来ませんでしたが、パリの街中を車椅子利用者が移動するコツというものが分かって来ましたし、パリの街中の景色を観ることができました。
※階段を上げたり下ろしてもらう場合、車椅子のタイヤにブレーキをしておきますが、タイヤの空気が少ないとタイヤを持って持ち上げた時に滑ってしまい危ないので、タイヤの空気は十分に入れておきましょう。
平成14年7月上旬 現在
※散策その一(赤線)・散策その二(黄緑線)・散策その三(青線)
オペラ座〜マドレーヌ教会〜サン・トーギュスタン教会〜凱旋門〜シャンゼリゼ大通り〜コンコルド広場〜パリ市庁舎
シャン・ド・マルス公園〜ドゥピー橋〜自由の炎〜プティ・パレとシャンゼリゼ通り〜アルマ広場とエリゼ宮前の通り
パッシ通り〜イエナ橋近辺〜シャン・ド・マルス公園(平和の壁)〜アンヴァリッド〜サン・ジェルマン・ロクセロア教会